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海外サッカー

「レバンドフスキ離脱は何ら害を及ぼさなかった」新生バイエルンが公式戦4試合で20得点の新記録樹立!「さらに強くなった」の声も

THE DIGEST編集部

2022.08.24

早くも新天地にフィットした感のあるマネ。バイエルンが開幕スタートダッシュに成功している。(C) Getty Images

早くも新天地にフィットした感のあるマネ。バイエルンが開幕スタートダッシュに成功している。(C) Getty Images

 今夏、バイエルンからバルセロナに移籍したロベルト・レバンドフスキが、公式戦2戦目となったラ・リーガ第2節のレアル・ソシエダ戦で待望の移籍後初ゴールをゲット。開始1分の電撃弾だけでなく、68分に2点目を挙げてみせる点が、稀代のストライカーらしいところだ。

 そして、この試合が行なわれた8月21日は、彼の34回目の誕生日であり、数多く寄せられた祝福の中には、昨季まで8シーズンを過ごしたバイエルンからのものもあった。ドイツの名門クラブはSNSで、「レヴィ、誕生日おめでとう!」と投稿している。

【動画】リバプールから移籍のマネも2発! バイエルンがボーフムを7-0で圧倒
 所属したシーズンのほとんどで公式戦40点以上を挙げ、国内外のほとんどのタイトル獲得に貢献したポーランド代表に対して敬意を表するのは当然とも言えるが、この両者は今夏、レバンドフスキ側が強硬に移籍を訴え、バイエルン側は契約を楯に頑なにこれを拒否したことで対立状態となった経緯があり、このバイエルンの投稿に対しても、同クラブのサポーターの反応は冷ややか、かつ皮肉めいたものが少なくなかった。

 それでも、かつての功労者に対して「大人の対応」を示したバイエルン。すでに、新シーズンに突入している彼らにとっては、ブンデスリーガのあらゆる得点記録を更新した偉大なストライカーも過去の存在となっているようだ。というのも、今季のバイエルンは彼の離脱が全く気にならないほどの爆発的な得点力を誇っているからだ。

 今季、ここまで公式戦4戦を消化し、ドイツ・スーパーカップではRBライプツィヒに5-3、ブンデスリーガでは開幕戦でヨーロッパリーグ王者のフランクフルトに6-1の大勝を飾ると、ヴォルフスブルクには2-0、そしてボーフムを相手に大量7点(スコアは7-0)を叩き込んだ。4試合で合計20得点は、凄まじいと言うしかない。ボーフムのトーマス・ライス監督は試合後、「凄いチームだ」と、敵チームを称賛するばかりだった。

 ブンデスリーガ公式サイトによれば、リーグでの開幕3試合の得点数15は、シュツットガルトが1984-85シーズンに記録した14ゴールを抜いて歴代最多の数字であり、3連勝(勝点9)で得失点差+14もやはり、リーガ史上最高の記録であるということで、まさに「記録的なシーズン開幕」(同メディア)となった。
 
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