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海外サッカー

過去2大会の優勝国を的中させた予測モデルもW杯制覇を予想! 絶好調のメッシ率いるアルゼンチン、連続無敗の世界記録まであと2つ

THE DIGEST編集部

2022.09.29

代表通算90ゴール目を挙げたメッシ。W杯本大会でも爆発なるか? (C) Getty Images

代表通算90ゴール目を挙げたメッシ。W杯本大会でも爆発なるか? (C) Getty Images

 現地時間9月27日、アルゼンチン代表はアメリカ・ニュージャージー州ハリソンのレッドブル・アリーナでジャマイカ代表と国際親善試合を行ない、3-0の快勝を収めた。

 序盤から主導権を握った「アルビセレステス」は、13分にラウタロ・マルティネスの突破から、折り返しをユリアン・アルバレスが詰めて先制。以降は敵陣で多くの時間を過ごしながらもなかなか次の1点が奪えずにいたが、56分に登場したリオネル・メッシが幾度もチャンスに絡んだ後、87分に中央からドリブルで突き進んでシュートをゴール右隅に叩き込んで加点、さらに2分後には自ら倒されて得た好位置でのFKをゴール左隅に突き刺し、ダメを押した。

【動画】アルゼンチンが35戦無敗を継続! メッシが鮮烈な2発(~7分26秒) 
 同じく3-0の勝利を収めたホンジュラス戦から中3日の試合ということで、ベンチスタートとなったメッシだが、彼にとってはその力を示すのに30分強のプレー時間でも十分であり、4日前の一戦同様に2ゴールを決め、改めて大エースとしての存在感をハイレベルなプレーによって示してみせた。

 代表キャップ164で90ゴール目と、いずれもアルゼンチン代表の記録を更新し続ける35歳は、SNSで自身のプレーや喜びの場面などの写真を公開するとともに、「我々は新たな勝利と多くの希望を持って、米国に別れを告げた」と投稿。この2連戦で大きな手応えを掴んだことが、ここからも窺える。

 好調を維持するメッシだが、アルゼンチンも同様であり、このジャマイカ戦の勝利によって連続無敗が35まで伸び、ブラジル(1993~96年)とスペイン(2007~09年)の記録に並んだ。ちなみに、この勝利の内訳はワールドカップ(W杯)予選17試合(11勝6分け)、コパ・アメリカ8試合(6勝2分け)、国際親善試合9試合(6勝3分け)、そしてフィナリッシマ(南米王者として欧州王者イタリアとの対決/勝利)である。

 次にアルゼンチンが目指すのは、イタリアが保持する37戦連続無敗の世界記録の更新だが、そのためには11月18日の国際親善試合UAE戦、そしてカタールW杯のグループリーグ初戦のサウジアラビア戦、第2戦のメキシコ戦までは敗戦を回避する必要があるが、現在の調子を考えれば、これは実現の可能性が非常に高いと言えよう。

 アルゼンチンの日刊紙『Ole』は、「2か月を切ったカタールW杯に向けて、他のアルゼンチン代表選手たち同様、メッシは純粋に希望を抱かせる」と、1986年以来の世界制覇に期待を寄せているが、欧州の列強が揃って足踏み状態にある今、史上初の中東でのW杯では同じ南米のブラジルとともに、アルゼンチンを優勝候補筆頭に推す声は少なくない。
 
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