現地時間10月１日、スコットランド・プレミアシップの第９節が行なわれ、セルティックは２-１でマザーウェルを下し、首位をキープした。

　前節でセント・ミレンに思わぬ敗北を喫したセルティックは、ホームでの一戦、16分にマット・オライリーのヘディングシュートを相手GKがセーブしたところを、古橋亨梧が抜け目なく詰めて先制。36分にGKジョー・ハートとの連係ミスでユジップ・ユラノビッチが自陣ゴールにボールを流し込んで同点としてしまうも、64分に旗手怜央がペナルティエリア手前から右足を一振、強烈な弾道のミドルをゴール右隅に突き刺して決勝点を挙げた。

　得点を挙げた２人の日本人。古橋はSNSで「タフな試合でしたが、パラダイス（セルティック・パーク）で重要な勝点３」、旗手は「チームメイトに感謝します。この調子でいこう！」と、それぞれ投稿。後者の内容は、試合終了間際にバックパスが相手に奪われ、決定機を封じようとしたカラム・マグレガーの退場を誘発してしまったことも無関係ではないだろう。

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　しかし、彼の決勝ミドルについては、アンジェ・ポステコグルー監督も「素晴らしいゴールだった。レオは前半にもポストに当てており、あれは不運だった」と称賛。クラブの公式サイトも「どんな試合にでも勝ちに値するゴールだった」と賛辞を贈り、SNSでは「緊迫した試合だが、旗手の後半のゴールで勝点３を確保」と投稿。そして、ゴールを挙げた２人については「キョウゴと旗手がセルティックの勝点３獲得に貢献した」とも綴った。

　クラブ主催のファン投票によるマン・オブ・ザ・マッチに８割を超える得票で輝いた旗手については、英国公共放送『BBC』も「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選定。「マグレガーの退場に繋がる拙いバックパスにもかかわらず、レオはセルティックにおいて、ファイナルサードで最も影響力のある選手だ」と評価している。しかし、視聴者投票による採点では「6.53」でチーム３位に止まり、１位には「6.66」で古橋が輝いている。

　スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』は10点満点の採点で、旗手はジョッタ、オライリーと並んで最高タイの「７」、古橋は「６」と及第点以上の評価となったものの、後者については「幾つかのミスは、彼らしくなかった」と、多くの逸機に対しては厳しい見方を示した。