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海外サッカー

1G1A&一発退場のランス伊東純也への評価は? 仏メディアは“55分間”を絶賛する一方で「異論のないレッド」と危険プレーを糾弾…

THE DIGEST編集部

2022.10.04

トロワ戦で大活躍を見せた伊東だが、危険なタックルで一発退場に。現地メディアも‟両面”を評価した。(C) Getty Images

トロワ戦で大活躍を見せた伊東だが、危険なタックルで一発退場に。現地メディアも‟両面”を評価した。(C) Getty Images

 現地時間10月2日、リーグアン第9節が行なわれ、スタッド・ランスはトロワと2-2で引き分けた。

【動画】キャビアのようなクロスとキツネのようにしたたかに…伊東純也がトロワ戦で1得点・1アシストをマーク!
 3戦未勝利(1分け2敗)で迎えたアウェーマッチ、ランスは13分に伊東純也の速いクロスをフォラリン・バログンがしっかり合わせて先制点を奪ったが、51分にバックパスを受けたGKのミスで追いつかれる。その3分後、伊東がクロスをダイレクトで叩き込んで勝ち越すが、彼は直後に足の裏を見せたタックルで一発退場……。なんと今季6度目の退場劇で数的不利を強いられたランスは、90分に追いつかれ、2勝目を挙げることはできなかった。

 伊東は代表帰りながら、今季7試合目の先発出場で好プレーを披露した。先制アシストの場面では的確なランで味方のパスを引き出して素早くクロスを供給し、その後にも右サイドからあわやの場面を創出(味方のヘッド弾はポストをヒット)。また勝ち越しゴールでは、ポジショニングの良さとうまくバウンドに合わせてボールにミートする技術の正確さを披露している。

 しかし、56分の退場場面は、正面からスライディングでボールを奪いに行った際、足の裏を上げて相手選手の膝のあたりをヒットするという、全く必要のないラフプレーであり、これによってチームにまたもや数的不利を背負わせてしまった(結果的に引き分けに持ち込まれた)。

 そんな背番号39の日本人選手について、クラブは公式サイトで「先制ゴールでは、伊東とバログンのコンビが決定的な役割を果たした」「ボックス内で目を光らせ、アレクシス・フィリップの素晴らしいクロスを活かしてチームに2点目をもたらした」と伝えたが、「ゴールの直後に、日本代表は審判によって試合から除外された」と、退場劇に言及することも忘れていない。

 現地メディアの報道では、スポーツ紙『L’EQUIPE』が「伊東のアシストによるバログン のリーグ6点目のおかげで、最初のチャンスを活かした。その後、日本人からの新しいクロスで、アンドロー・グラビロンのヘッド弾が右ポストを叩いた」と綴り、一方で「ジャクソン・ポロゾの右膝へのハイタックルで退場。この“追放”は議論の余地なし」と危険なプレーを糾弾した。
 
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