肉弾戦の中でサムライが咄嗟に見せたジャスチャーが話題となっている。
事の発端となったのは、去る11月5日(現地時間)に行なわれたプレミアリーグ第15節のウォルバーハンプトン戦での三笘薫(ブライトン)の振る舞いだ。
この試合で左サイドハーフとしてスタメン起用をされた25歳は、自身のプレミア初ゴールを含む3ゴールすべてに絡む活躍を披露。元イングランド代表FWガリー・リネカーが「新鮮な印象を与えてくれた」と称えるほどの存在感を放った。
その持ち味が最も際立った瞬間と言えるのが、奇しくも試合後に“議論”の対象となる前半終了間際のプレーである。
前半アディショナルタイムに味方からのロングボールに反応した三笘は敵陣へと駆け出す。すると、完全に後手に回った相手SBのネウソン・セメドが、ペナルティエリアのやや外側の位置で、後方から上半身を抱えるようにして食い止めたのだ。
25歳の日本代表アタッカーのアジリティーが発揮されたワンシーンではあった。しかし、倒された瞬間にすぐさま後ろを振り返った三笘は主審のグラハム・スコット氏に対してレッドカードを出すように要求する仕草を見せたのである。これが小さくない波紋を広げた。なお、このジェスチャーが影響したかは定かではないが、セメドはレッドカードを提示されて一発退場になっている。
地元紙『Sussexlive』が「受け入れられない」としたように、三笘のジェスチャーは英国内で「非紳士的」という見方が強まった。公共放送『BBC』の運営するポッドキャスト番組「Footballer's Football Podcast」に出演したウエストハムのジャマイカ代表FWミカイル・アントニオは「ヨーロッパではよくあることだけど、プレミアリーグではほとんど目にするものではない」とし、こう難色を示した。
「たしかにフットボールはマインドゲームだ。だけど、ずる賢く倒れて、カードを示す行為は、眉をひそめたくなるぐらいに不快なものだ。少なくとも俺はそう思う。彼の振る舞いはフットボールにおいて嫌がられるものであるという気持ちだね」
もっとも、セメドから危険なアフターチャージを受けた三笘を全く擁護する声がないわけではない。同番組に出演したニューカッスルのイングランド代表FWカラム・ウィルソンは「ピッチ上で僕は異なる人間だ。何としても勝とうとするんだ」と持論を語り、こう三笘の心境を慮った。
「僕も別に誰かが退場になる場面を見たくはない。だけど、レフェリーに『あいつは退場にすべきだ!』と言うようなタイミングは試合の中であるんだ。それに11対10になれば勝つチャンスはかなり大きくなる」
三笘からすれば、反射的に出てしまったジェスチャーだったのだろう。そうした何気ない振る舞いが大きな話題となるのは、注目度の高さゆえだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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この試合で左サイドハーフとしてスタメン起用をされた25歳は、自身のプレミア初ゴールを含む3ゴールすべてに絡む活躍を披露。元イングランド代表FWガリー・リネカーが「新鮮な印象を与えてくれた」と称えるほどの存在感を放った。
その持ち味が最も際立った瞬間と言えるのが、奇しくも試合後に“議論”の対象となる前半終了間際のプレーである。
前半アディショナルタイムに味方からのロングボールに反応した三笘は敵陣へと駆け出す。すると、完全に後手に回った相手SBのネウソン・セメドが、ペナルティエリアのやや外側の位置で、後方から上半身を抱えるようにして食い止めたのだ。
25歳の日本代表アタッカーのアジリティーが発揮されたワンシーンではあった。しかし、倒された瞬間にすぐさま後ろを振り返った三笘は主審のグラハム・スコット氏に対してレッドカードを出すように要求する仕草を見せたのである。これが小さくない波紋を広げた。なお、このジェスチャーが影響したかは定かではないが、セメドはレッドカードを提示されて一発退場になっている。
地元紙『Sussexlive』が「受け入れられない」としたように、三笘のジェスチャーは英国内で「非紳士的」という見方が強まった。公共放送『BBC』の運営するポッドキャスト番組「Footballer's Football Podcast」に出演したウエストハムのジャマイカ代表FWミカイル・アントニオは「ヨーロッパではよくあることだけど、プレミアリーグではほとんど目にするものではない」とし、こう難色を示した。
「たしかにフットボールはマインドゲームだ。だけど、ずる賢く倒れて、カードを示す行為は、眉をひそめたくなるぐらいに不快なものだ。少なくとも俺はそう思う。彼の振る舞いはフットボールにおいて嫌がられるものであるという気持ちだね」
もっとも、セメドから危険なアフターチャージを受けた三笘を全く擁護する声がないわけではない。同番組に出演したニューカッスルのイングランド代表FWカラム・ウィルソンは「ピッチ上で僕は異なる人間だ。何としても勝とうとするんだ」と持論を語り、こう三笘の心境を慮った。
「僕も別に誰かが退場になる場面を見たくはない。だけど、レフェリーに『あいつは退場にすべきだ!』と言うようなタイミングは試合の中であるんだ。それに11対10になれば勝つチャンスはかなり大きくなる」
三笘からすれば、反射的に出てしまったジェスチャーだったのだろう。そうした何気ない振る舞いが大きな話題となるのは、注目度の高さゆえだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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