今年４月にカタール・ワールドカップのグループステージ組み合わせが決定して以降、各国のメディアは、どの国が黄金のトロフィーを手にするかを予想してきた。

　米国のスポーツ専門チャンネル『ESPN』などは、データ分析企業の力を借り、まだ32か国が出揃っていない段階で全試合64試合の勝敗を予想するという“大仕事”をやってのけたものだが、大会開幕が目前に迫る中、同じく米国の大手放送局「CBS」のスポーツ専門サイト『CBS SPORTS』は「今こそ予測に適した時期はない」として、全試合の予想スコアを発表している。

【動画】アメリカを沈める！得意のドリブルから決めた三笘薫の鮮烈弾！ 　日本が属するグループEを見ると、同メディアは「トリッキーなグループの中、スペインは中盤が堅実だが、果たしてどうやってゴールを奪うかという疑問がある。ドイツでは、19歳のジャマル・ムシアラに重圧がかかるが、彼のバイエルンでのパフォーマンスを見れば、これにうまく対応できるはずだ」と、有利と見られる２か国に言及し、コスタリカと日本については以下のように綴った。

「CONCACAF勢としてベスト16入りを目指すコスタリカには、ゴール前にケイラー・ナバスが立ちはだかる。彼らは各試合で全力を尽くして踏み止まろうとするだろう。日本は、他のグループであれば次ラウンドに進出する可能性が高いが、時折、こういう組み合わせも生まれるものである」

　このように、日本にとっては“死の組”とも言われる厳しい組み合わせとなったことを強調した同メディアは、グループEの全６試合のスコアを以下のように予想。ユニホームのランク付けでは32か国中で３番目と高く評価した日本を、１分け２敗のグループ３位で決勝トーナメント進出の夢は叶わないと予想している。

ドイツ ３-１ 日本
スペイン ２-１ コスタリカ
日本 ０-０ コスタリカ
スペイン ２-３ ドイツ
日本 １-２ スペイン
コスタリカ ０-３ ドイツ

　ちなみに、各グループの順位は、Aが１位から順にオランダ、エクアドル、セネガル、カタール、Bがイングランド、米国、イラン、ウェールズ、Cがアルゼンチン、メキシコ、ポーランド、サウジアラビア、Dがフランス、デンマーク、チュニジア、オーストラリア、Fがベルギー、クロアチア、モロッコ、カナダ、Gがブラジル、スイス、セルビア、カメルーン、そしてHがポルトガル、ウルグアイ、韓国、ガーナと予想された。