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冬の移籍を否定した鎌田大地の来季以降は!? 契約延長かビッグクラブ移籍か…フランクフルトSDは「非常に良い申し出をした」と残留に自信

THE DIGEST編集部

2022.11.17

今季の鎌田はフランクフルトで絶好調。その去就も気になるところだ。(C) Getty Images

 鎌田大地は所属するフランクフルトで、キャリアハイ、そしてチーム最多となる公式戦12得点を記録している他、ボランチとしても安定した守りや攻撃の組み立て、チャンスメイクを披露するなど、攻守多岐にわたって絶大な存在感を示しており、間もなく開幕するカタール・ワールドカップでも、日本代表の攻撃の核として期待されている。

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 中東でさらに価値を高められるかどうかが注目される26歳だが、フランクフルトとの契約が今季いっぱいで切れる彼には、今シーズンに入り、これまでセビージャ、ドルトムント、トッテナムといったクラブからの興味が報じられ、その去就が今冬に動きを見せるかどうかにも関心が寄せられてきたが、ブンデスリーガ第15節マインツ戦後、彼自身がこれを否定したとドイツの放送局『sport1』が報じた。

「今季はフランクフルトに残ります。冬に他のクラブと交渉はするかもしれませんが、すぐに出て行く気はありません。チームと一緒にシーズンを終えたいと考えています。もちろん、フランクフルトと契約延長の話もしています。自分のパフォーマンスを考えれば、それは驚きではありません」

現地時間14日にドーハ入りした後も、「普通に考えれば、冬に移籍する必要やメリットは何もありません。チャンピオンズ・リーグも勝ち残っているし、シーズンが始まる前からこの1年はフランクフルトでやると決めていました」と、改めて残留を表明している。

 これを受け、フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は「鎌田が冬の移籍を否定した」と報じ、「ここまで成功を収めているフランクフルトにおいて、大きな役割を果たしている選手のひとりが鎌田だ。この攻撃的な選手は試合の中で自身をアピールし、新たな飛躍を果たしている。過去にはチャンスメーカーとして輝いていた日本代表は、今ではその得点能力で、相手に脅威を振り撒いている」と、今季の彼の貢献ぶりを説明する。

 前述の地元放送局への彼の残留宣言を伝えた上で、「とはいえ、鎌田が今季終了後にフリートランスファーのオプションを行使する可能性もある」と指摘し、彼の「僕がプレーすることが夢だと思ってきたクラブでは、より多くのものが求められます。ビッグクラブとは2年前から、交渉をしたり、コンタクトをとったりしています」とのコメントを紹介。そして、「フランクフルトは鎌田をキープするために、全てのことにトライする。たとえ簡単なことでないとしても、だ」と綴っている。
 
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クレシェSDは契約延長に自信を窺わせる一方で、移籍を容認する姿勢も