大一番直前の『SAMURAI BLUE』に光明は見えたのか。
日本代表は現地時間11月17日、UAE・ドバイでカタール・ワールドカップ(W杯)前最後の強化試合となるカナダ代表との一戦に臨んだ。
【動画】W杯前最後の強化試合カナダ戦をハイライトでチェック
森保一監督は直近のリーグ戦に出ていた主将の吉田麻也(シャルケ)や鎌田大地(フランクフルト)、伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)ら主力メンバーを温存。右膝負傷から復帰したばかりの浅野拓磨(ボーフム)、同じく故障明けの板倉滉(ボルシアMG)、クラブで出場時間の少ない南野拓実(モナコ)などをスタメンに抜擢。コンディション調整を最優先にしたメンバーでゲームに挑んだ。
試合は8分にMF相馬勇紀(名古屋)が先制点を奪うも、21分にコーナーキックから同点を許し、1対1で前半を折り返す。後半は一進一退の攻防だったが、引き分け目前の後半アディショナルタイムにDF山根視来(川崎)がペナルティエリア内でファウルを犯し、痛恨のPKを相手に与えてしまい失点。日本は1対2で逆転負けを喫した。
翌18日、現地カタールのドーハ紙『The Peninsula Qatar』は、日本代表の森保一監督を直撃。同紙のなかで森保監督はグループステージ初戦で激突するドイツについて、「雌雄を決する戦いにはならない」と語っている。
同紙のなかで森保監督は、「初戦はとても重要だが、初戦の結果が全てではない。ドイツとの対戦に集中し過ぎることのないようにしたい。私の仕事は、それぞれの結果に影響されないように、チームを管理して安定させることです」とグループステージの戦いを見据える。
日本にとって17日のカナダ戦は、9月27日にヨーロッパ遠征(ドイツ・デュッセルドルフ)でエクアドル代表と対戦し、0対0で引き分けて以来の国際試合だった。「(カナダ戦の)目的は、選手一人ひとりの体調を確認することと、チームコンセプトを再確認することでした。26人の素晴らしい選手たちのなかから選ぶのですから、私にとっては大きな責任であり、膨大な時間と考察を費やしました」と森保監督は語る。
日本はグループEで現地23日にW杯4度優勝のドイツ、27日に2014年ブラジル大会ベスト8のコスタリカ、12月1日に2010年南アフリカ大会覇者のスペインと対戦。強豪が集う、いわゆる“死の組”に入っている。初戦まで一週間を切るなか、サムライ・ブルーには厳しい試練が与えられた。
「自分だけでなく、選手たちもこの4年間、ロシアでの痛みを背負ってきた。選手たちがポテンシャルを発揮し、ピッチに全てを託すことができれば、結果はついてくると思います。そのためには、私がチームを徹底的に管理し、ケアしなければならない」
同紙は「ハジメ・モリヤスは、この試合でのタスクが決勝トーナメントに向けた最大のチャレンジだったという。1992年AFCアジアカップ優勝メンバーのMFである彼は、自分が選んだチームが最高の舞台で結果を残せるかどうか、これから見極めることになる」とW杯本番に向けた森保監督のマネジメントに注目している。
日本代表はこれで強化試合を終え、23日のW杯初戦を迎えるだけになった。森保監督は、ここからどうやってチームを軌道に乗せていくのか。初戦までに残された時間はあとわずかだ。
構成●THE DIGEST編集部
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日本代表は現地時間11月17日、UAE・ドバイでカタール・ワールドカップ(W杯)前最後の強化試合となるカナダ代表との一戦に臨んだ。
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森保一監督は直近のリーグ戦に出ていた主将の吉田麻也(シャルケ)や鎌田大地(フランクフルト)、伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)ら主力メンバーを温存。右膝負傷から復帰したばかりの浅野拓磨(ボーフム)、同じく故障明けの板倉滉(ボルシアMG)、クラブで出場時間の少ない南野拓実(モナコ)などをスタメンに抜擢。コンディション調整を最優先にしたメンバーでゲームに挑んだ。
試合は8分にMF相馬勇紀(名古屋)が先制点を奪うも、21分にコーナーキックから同点を許し、1対1で前半を折り返す。後半は一進一退の攻防だったが、引き分け目前の後半アディショナルタイムにDF山根視来(川崎)がペナルティエリア内でファウルを犯し、痛恨のPKを相手に与えてしまい失点。日本は1対2で逆転負けを喫した。
翌18日、現地カタールのドーハ紙『The Peninsula Qatar』は、日本代表の森保一監督を直撃。同紙のなかで森保監督はグループステージ初戦で激突するドイツについて、「雌雄を決する戦いにはならない」と語っている。
同紙のなかで森保監督は、「初戦はとても重要だが、初戦の結果が全てではない。ドイツとの対戦に集中し過ぎることのないようにしたい。私の仕事は、それぞれの結果に影響されないように、チームを管理して安定させることです」とグループステージの戦いを見据える。
日本にとって17日のカナダ戦は、9月27日にヨーロッパ遠征(ドイツ・デュッセルドルフ)でエクアドル代表と対戦し、0対0で引き分けて以来の国際試合だった。「(カナダ戦の)目的は、選手一人ひとりの体調を確認することと、チームコンセプトを再確認することでした。26人の素晴らしい選手たちのなかから選ぶのですから、私にとっては大きな責任であり、膨大な時間と考察を費やしました」と森保監督は語る。
日本はグループEで現地23日にW杯4度優勝のドイツ、27日に2014年ブラジル大会ベスト8のコスタリカ、12月1日に2010年南アフリカ大会覇者のスペインと対戦。強豪が集う、いわゆる“死の組”に入っている。初戦まで一週間を切るなか、サムライ・ブルーには厳しい試練が与えられた。
「自分だけでなく、選手たちもこの4年間、ロシアでの痛みを背負ってきた。選手たちがポテンシャルを発揮し、ピッチに全てを託すことができれば、結果はついてくると思います。そのためには、私がチームを徹底的に管理し、ケアしなければならない」
同紙は「ハジメ・モリヤスは、この試合でのタスクが決勝トーナメントに向けた最大のチャレンジだったという。1992年AFCアジアカップ優勝メンバーのMFである彼は、自分が選んだチームが最高の舞台で結果を残せるかどうか、これから見極めることになる」とW杯本番に向けた森保監督のマネジメントに注目している。
日本代表はこれで強化試合を終え、23日のW杯初戦を迎えるだけになった。森保監督は、ここからどうやってチームを軌道に乗せていくのか。初戦までに残された時間はあとわずかだ。
構成●THE DIGEST編集部
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