母国アルゼンチンを窮地から救ったリオネル・メッシ。だが、世界中を沸かせた偉才に思わぬ批判が飛び、物議を醸している。
現地時間11月26日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)第2戦でメキシコ代表と対戦したアルゼンチン代表。相手を思うように攻め崩せないもどかしい展開のなかで、相手の堅牢をこじ開けたのが35歳の大エースだった。64分に右サイドから切り込もうとしたアンヘル・ディ・マリアの横パスをバイタルエリアで受けたメッシは、敵のペナルティーエリア手前で迷わず左足を一閃。グラウンダーのミドルシュートはゴール右隅に吸い込まれた。
殊勲の一撃でチームに勢いをもたらしたキャプテンは、87分にエンゾ・フェルナンデスの追加点をアシスト。初戦でサウジアラビアに大金星を献上し、優勝候補筆頭から“堕ちた”アルゼンチンに望みをもたらした。
崖っぷちから立ち直る勝利。ゆえにアルゼンチンのファンはもちろん、選手たちも感慨に浸った。試合後のロッカールームでは、メッシはもちろん、リオネル・スカローニ監督も含めて、同国ではお馴染みであるW杯応援歌『Muchachos』を熱唱。ひたすらに喜びを分かち合った。
しかし、このロッカールームでの何気ない一コマに予期せぬ批判が飛んだのだ。発端となったのは、ボクシングの4階級制覇王者で、カネロの愛称で知られる世界的大物サウル・アルバレス(メキシコ)のツイートだ。
「世界最強」とも言われるトップファイターは、SNSで拡散されたアルゼンチン代表のロッカールームでの動画に対し、「メッシが俺たちのユニホームと国旗で床を拭いているのを見たか? 彼は俺に見つからないように神に祈るべきだな」と脅迫めいたメッセージをツイッターで発信したのだ。
たしかに動画を見る限りでは、周囲と一緒になって歌を歌いながら座席に腰を下ろしたメッシは、メキシコの選手と交換したであろうユニホームを蹴りつけている。とはいえ、靴を脱いだ際に、たまたまこすってしまったようにも見え、カネロが指摘するような故意の動作とは考えにくい。
だが、怒りが収まらないカネロは、フォロワーから「アルゼンチン人は、あなたとメキシコ人を尊敬している。メッシは靴を脱ぐことに集中していてシャツを蹴ったことに気づいてないと思う」という指摘にも、「俺もアルゼンチンは尊敬しているが、これは違う」と一喝。そして、こうも投稿した。
「俺は国の為なら、どんなに悪人にされても構わない。だが、これは許せない。そもそもメキシコのユニホームを地面に落としている時点で侮辱だ。その瞬間からメキシコに対する侮辱なんだよ」
繰り返すが、おそらくメッシに悪気はなかった。それだけにカネロからの批判は驚きであった。
構成●THE DIGEST編集部
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殊勲の一撃でチームに勢いをもたらしたキャプテンは、87分にエンゾ・フェルナンデスの追加点をアシスト。初戦でサウジアラビアに大金星を献上し、優勝候補筆頭から“堕ちた”アルゼンチンに望みをもたらした。
崖っぷちから立ち直る勝利。ゆえにアルゼンチンのファンはもちろん、選手たちも感慨に浸った。試合後のロッカールームでは、メッシはもちろん、リオネル・スカローニ監督も含めて、同国ではお馴染みであるW杯応援歌『Muchachos』を熱唱。ひたすらに喜びを分かち合った。
しかし、このロッカールームでの何気ない一コマに予期せぬ批判が飛んだのだ。発端となったのは、ボクシングの4階級制覇王者で、カネロの愛称で知られる世界的大物サウル・アルバレス(メキシコ)のツイートだ。
「世界最強」とも言われるトップファイターは、SNSで拡散されたアルゼンチン代表のロッカールームでの動画に対し、「メッシが俺たちのユニホームと国旗で床を拭いているのを見たか? 彼は俺に見つからないように神に祈るべきだな」と脅迫めいたメッセージをツイッターで発信したのだ。
たしかに動画を見る限りでは、周囲と一緒になって歌を歌いながら座席に腰を下ろしたメッシは、メキシコの選手と交換したであろうユニホームを蹴りつけている。とはいえ、靴を脱いだ際に、たまたまこすってしまったようにも見え、カネロが指摘するような故意の動作とは考えにくい。
だが、怒りが収まらないカネロは、フォロワーから「アルゼンチン人は、あなたとメキシコ人を尊敬している。メッシは靴を脱ぐことに集中していてシャツを蹴ったことに気づいてないと思う」という指摘にも、「俺もアルゼンチンは尊敬しているが、これは違う」と一喝。そして、こうも投稿した。
「俺は国の為なら、どんなに悪人にされても構わない。だが、これは許せない。そもそもメキシコのユニホームを地面に落としている時点で侮辱だ。その瞬間からメキシコに対する侮辱なんだよ」
繰り返すが、おそらくメッシに悪気はなかった。それだけにカネロからの批判は驚きであった。
構成●THE DIGEST編集部
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