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海外サッカー

強きアルゼンチンここにあり! メッシはPK失敗もポーランドを攻めぬきGS首位突破「優勝候補に生まれ変わった」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.01

アルバレス(9番)の得点でダメ押したアルゼンチン。ポーランドを危なげなく退けたチームは、次ラウンドに勝ち進んだ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

アルバレス(9番)の得点でダメ押したアルゼンチン。ポーランドを危なげなく退けたチームは、次ラウンドに勝ち進んだ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

 苦しんだ強豪が、最後はエースの得点で勝ち上がった。

 現地時間11月30日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(C組)最終戦で、アルゼンチン代表はポーランド代表と対戦。2-0で勝利した。

 この日のアルゼンチンは前半から攻勢に出た。60%を超えるボールポゼッションを保って、終始敵陣でプレー。巧みなパスワークと鋭いドリブル突破からの攻撃で矢継ぎ早にシュートを放っていったが、相手守護神ヴォイチェフ・シュチェスニーの好守に阻まれる。39分にはメッシが自ら獲得したPKで得点を狙ったが、これも32歳の敵GKにストップされてしまう。

 相手に防戦一方にしたアルゼンチンは、後半開始早々に均衡を破る。46分に右サイドを攻め崩すと、ナウエル・モリーナがクロスを供給。これをエリア内に駆け込んだアレクシス・マク・アリステルがゴール左下隅へ流し込んだ。

 その後もゆったりとしたパス回しで相手を翻弄したアルゼンチンは反攻を許さず。そして67分にはフリアン・アルバレスが追加点をゲット。これで趨勢を定めて、グループ首位での決勝トーナメント進出を決めた。
 
 大会初戦でサウジアラビアによもやの敗戦からのスタートとなったアルゼンチン。“窮地”に立たされながらも、「僕たちは本当のグループであることを示さなければならない」と訴えた大黒柱のリオネル・メッシを中心に見事に団結。南米王者たる力強さを取り戻し、グループ突破を決めた。

 崖っぷちから立ち直ったセレステ・イ・ブランコ(アルゼンチン代表の愛称)の精鋭たちを、母国メディアも賛辞を惜しまない。地元紙『Clarin』は「優勝候補に生まれ変わった」と銘打った速報内で、次のように称えた。

「個人技と華麗なパスワークを見せつけたポーランド戦での勝利は、まさにアルゼンチンの再生を位置付けられる。この8日間でワールドカップにおける代表のシナリオは激変した。次はオーストラリアだ。ここからは足を踏み外せば、終わりの道だと誰もが知っている。チャンピオンになるためには勝ち続けなければならない。そして今日のようなプレーを見せ続けなければならない」

 ここにきて、攻守でクオリティーを高めている。そんなアルゼンチンの存在は、16強でオーストラリアと対戦する決勝トーナメントでも注目する価値がありそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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