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「黙ってろ!」韓国代表FWに“イラッ”。C・ロナウドが相手に憤慨した理由は?「彼がとやかく言う必要はない」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.03

苛立った表情とともに相手への不満を露わにしたC・ロナウド。彼と韓国の選手との間に一体何があったのか。(C)Getty Images

 稀代のスーパースターの振る舞いにスタジアムもざわついた。

 事の発端となったのは、カタール・ワールドカップのグループH最終戦での一幕だ。1-1で迎えた65分にポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドが、アンドレ・シルバとの交代をする際に、対戦相手だった韓国代表のチョ・ギュソンに向かって険しい表情で睨みつける。そして、偉大なる背番号7は指を自らの口元にやって「黙れ」という仕草を見せたのだ。

 前半から思うようなプレーが出来なかったために、自らへのフラストレーションも溜まっていたのかもしれない。しかし、ポルトガル紙『A Bola』によれば、C・ロナウドはベンチに帰ってからも仲間にいさめられるほど「相当に苛立っていた」という。

 いったい何があったのか。"騒動"に至った理由を他でもないC・ロナウド本人が試合後のフラッシュインタビューで告白している。その言葉をポルトガル紙『Record』が伝えた。

「何が起こったのかを言おう。僕が交代する直前だ。韓国の選手が『早く出ていけ!』と言っていたから、『黙ってろ。それはお前に言われる筋合いはない』と言ったんだよ。僕が急いでベンチに戻っていたか、スピードアップしなきゃいけないかはレフェリーの判断になるはずだから、彼がとやかく言う必要はないからね」
 
 結局、チームも91分に劇的な逆転弾を決められて韓国に敗北。その結果もあってC・ロナウドの言動は小さくない波紋を広げた。だが、ポルトガルの偉才は周囲の喧騒を収めるように、こうも語っている。

「彼とのことを大きな論争にする必要はない。試合中にヒートアップしただけのことなんだからね。何が起きたかは別にして、ピッチの中での物事は常にそこで解決するべきだ。そして今の僕らに何よりも必要なことは団結だ」

 決勝トーナメントに向け、チームの団結を訴えたC・ロナウド。はたして、天下の点取り屋は、溜め込んだフラストレーションを力に変えられるか。文字通り一挙手一投足に決勝トーナメントでも注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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