森保ジャパンは史上初の８強に駒を進められるか。注目度が高まっている。

　カタール・ワールドカップ（W杯）のグループステージ（E組）初戦で、ドイツ代表に２-１で勝利した日本代表は、続く第２節ではコスタリカに０-１で痛恨の敗戦を喫するも、最終節でスペイン代表を撃破。「死の組」とも言われたグループを首位で通過して決勝トーナメント進出を決めた。

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　そして、現地時間12月５日18:00（日本時間同24:00）から決勝トーナメント１回戦でサムライブルーはクロアチア代表と激突する。そんな世紀の一戦を前に、日刊紙『Vecernji list』は「W杯でクロアチアを脅かす人物は誰だ？」と題した特集記事を掲載した。

　まず、冒頭で同紙は森保ジャパンを「次戦、対戦するハジメ・モリヤス率いる日本代表のほとんどはヨーロッパで活躍している。26人のうち国内でプレーする選手はわずか７人だ。もしかすると、日本がW杯に出場したチームの中で最も強く、最も経験豊富なチームかもしれない」とべた褒め。最大限の敬意を払うとともに警戒心を強めた。

　そのなかでも、同紙が「要注意人物」として名を挙げたのは久保建英だ。「“日本のメッシ”ことタケフサ・クボはクロアチア代表にとって最も危険人物となるだろう」と予想し、続けて「彼は技術だけでなく、精神力も素晴らしい。彼はとても成熟していて勇敢だ」という日本人ジャーナリストの発言も掲載している。

　続いて、同紙はサムライブルーの重鎮であるキャプテンの吉田麻也にもクローズアップ。「彼は猛烈なディフェンダーだ」と紹介したうえで、こう評した。
  「シャルケのディフェンダーは、ヨーロッパで12年間もプレーしており、日本で最も経験豊富な選手のひとりだ。そしてヨシダは日本で非常に尊敬されている人物であり、マコト・ハセベが代表を引退したとき、キャプテンの座を継ぐのは必然だった」

　さらに、同紙は鎌田大地、前田大然、三笘薫、堂安律、南野拓実の名を次々と挙げていき、彼らのこれまでの輝かしい功績や選手としての特徴を解説。日本の優れたプレーヤーたちとの対戦を前に、緊迫した様子を見せているようだ。

　史上初の準々決勝進出を狙い、絶対に負けられない一戦に挑む日本代表。歴史的瞬間はすぐそこだ。

構成●THE DIGEST編集部

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