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日本代表

「何を恥じることがあるだろうか?」敗退に涙の三笘薫。海外メディアが貢献度を絶賛! 伊紙は「謝罪は不要だ」と指摘【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.07

クロアチア戦後にはPK失敗への悔しさから、人目をはばからずに涙を流した三笘。そんな25歳のウインガーの大会を通して活躍には称賛が寄せられた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

クロアチア戦後にはPK失敗への悔しさから、人目をはばからずに涙を流した三笘。そんな25歳のウインガーの大会を通して活躍には称賛が寄せられた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

 現地時間12月5日に行なわれたカタール・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦、日本代表とクロアチア代表の一戦で、三笘薫は64分からピッチに立ったが、ゴールを生み出せず。PK戦では2人目として失敗し、大きな悔しさを味わいながら中東を去った。

 グループステージではドイツ、スペイン相手の大番狂わせの原動力ともなり、世界的にも注目の存在となったドリブラーは、このクロアチア戦でも左サイドで幾度かチャンスを創出。105分にはドリブルでゴールに迫り、相手GKドミニク・リバコビッチに強烈なシュートを浴びせるなど、存在感を示してみせた。

 チームの目標であったベスト8入りを懸けたPK戦では、南野拓実が失敗した後の2番手としてペナルティースポットに向かった三笘。シュートはゴール左隅に放ったものの、相手守護神に完全に読まれて止められ、敗戦後には涙を抑えることができなかった。

 試合後は、「試合に入るのが難しく、徐々に入れましたが、チャンスのところで行き切れなかったところは悔いが残るし、それが自分の実力なんだと感じています。ミスも多かったし、相手が2人来たとしても行き切らないといけなかったし、1対1の場面もあったのに行けませんでした。シュートも簡単にセーブされたので、もっと精度を上げないといけません」と反省。PK戦や今後についても言及している(オリンピック公式サイトより)。
 
「(PK戦は)チームを勝たせたいと思って。前日の練習でも決めていたし、フィーリングも良かったので蹴りました。(失敗については)PKを蹴った責任はあるんで、迷惑をかけたなと思います。(間合いについて)もう見てなかったです。思いっきり蹴った結果です」

 そう振り返ったアタッカーのクロアチア戦でのパフォーマンスについては、英国のサッカー専門サイト『90min』が「試合が進むにつれて、本当に明るい輝きを放った」とポジティブに評すれば、同国のスポーツ専門サイト『Sportskeeda』は「貧弱なPKがリバコビッチにセーブされた」とだけ寸評を打った。また、採点では10点満点でスポーツ専門チャンネルの『Sky Sports』は「7」、『ESPN』は「5」、スポーツ専門放送局『EUROSPORT』は「6」と、評価が分かれている。

 そして、ブラジルの総合メディア『Globo』は「日本のスターは、この試合でも後半までセーブされ、日本が同点を許した後に登場したが、今回の彼はこれまでほど効果的でなく、チームメイトからのサポートもあまり受けられなかった。それでも、ペナルティーエリア内でフリーの富安健洋にパスを通し、延長戦では個人プレーでゴールを奪いかけた。しかし残念ながら、彼はPK戦でゴールを逃した」と記した。

 過去の試合に比べると厳しい評価が下された形だ。しかし、フランスのラジオ局『RFI』は「今回も準々決勝には進出できなかったが、ドイツとスペインに見事な勝利を収め、欧州に挑戦する選手が増えていることから、ブルーサムライがより強くなって大舞台に戻って来る」と予想し、さらに「長友佑都やキャプテンの吉田のようなベテランは若い世代に道を譲り、堂安律や三笘などの新たなスターが主役になるだろう」と付け加えている。
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