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海外サッカー

「常識の範疇を超えていた」ソン・フンミンのトレーナーが韓国サッカー界に生じる“ひずみ”を激白!「どうか反省を」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.09

主将としてチームを引っ張ったソン・フンミン。そんな彼のトレーナーがチーム事情に不満を漏らした。(C)Getty Images

主将としてチームを引っ張ったソン・フンミン。そんな彼のトレーナーがチーム事情に不満を漏らした。(C)Getty Images

 カタール・ワールドカップ(W杯)で韓国代表チームに帯同したトレーナーがSNSで、同国サッカー界に生じているひずみを暴露した。

 グループHを1勝1分1敗で2位通過した韓国代表だが、決勝トーナメント1回戦ではブラジルに1-4で大敗。主将のソン・フンミンの個人トレーナーとしてチームを支えたアン・ドクス氏が試合後、SNSを更新した。

【動画】起死回生の一撃に貢献!ソン・フンミンのアシストをチェック

 同氏は、「決勝トーナメント直前、身体にトラブルを抱える選手が続出してました。一人あたりのケア時間は短くて2時間、長いと3時間。1日に5~6人が精いっぱい」と選手全員をサポートしたことを不満げに吐露。

 というのもアン・ドクス氏は、チームトレーナーとは別にソン・フンミンに雇われていただけなのだ。それにもかかわらず、多くの選手は彼の部屋を訪れ、身体のケアをお願いしていた。

「ケアすればするほど私の手は腫れ、ちょっとダメージを受けた。だけど彼らが汗を流す前には、私はこれしかできない」

 そして同部屋では様々なことがあったと言い、「記者の方、ぜひご連絡いただければ話します。常識の範疇を超えていた酷いチーム事情がもっとわかるはず!」と暴露話があることを記し、「どうかこの様な状況を反省し、改善してください。韓国サッカーに未来はある!」と訴えた。
 
 この投稿を受けて、大韓サッカー協会は、「チームトレーナーとして採用するためには、国家理学療法士の資格が必要だが、それがないため雇えなかった」と説明したと韓国通信社『聯合ニュース』が伝えている。

 そして「今回、ソン・フンミンが負傷したため、代表選手と同じホテルの別のフロアを予約。そして費用の負担も提案したが、それは本人が受け取らなかった。他の選手からも信頼されていたのに、“非公式”のトレーナーとして扱われることに不満があったようだ」と客観的に報じた。

 同協会は帰国後の彼から話を聞き、総合的に判断を下すとしている。果たして彼が記者に訴えかけていた問題は解決されるのだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

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