カタール・ワールドカップ準々決勝の４試合は、劇的な展開、波乱ありと、いずれもスペクタクルに満ちたものとなった。

　このラウンドで大きな仕事を果たした選手たちによる「ベストイレブン」を、海外メディアが独自の判断でそれぞれ発表しているのだが、スペインのスポーツ紙『AS』は以下のように11人の選手を選出している。
  GK：ドミニク・リバコビッチ（クロアチア）
「再びクロアチアのヒーローに。試合では11回のセーブを披露し、PK戦は1度の阻止。彼こそ神の啓示」

右SB:ナウエル・モリーナ（アルゼンチン）
「攻撃参加からメッシのパスを受け、先制点をゲット。78％のパス成功率を記録した」

CB：ヨシュコ・グバルディオル（クロアチア）
「彼のボールリカバリーが、クロアチアの奇跡の同点劇に繋がった。守備の要は（所属クラブの）RBライプツィヒに長く留まることはないだろう」

CB：ジャワド・エル・ヤミク（モロッコ）
「ポルトガルの攻撃陣をいっさい寄せ付けず。地上では100％、空中戦では75％の確率で勝利を収めた」

左SB：ヤヒア・アティヤト・アラー（モロッコ）
「ポルトガル相手に決勝点をアシストし、守備でも素晴らしいプレーを披露」

MF（中央）：ルカ・モドリッチ（クロアチア）
「37歳のキャプテンは、（アディショナルタイムを含めて）130分走り続けた。超人的であり、今なおチームの要であり続ける」

MF（右）：ブルーノ・フェルナンデス（ポルトガル）
「ポルトガルの明るい材料のひとつで、モロッコ戦では３度のドリブルで全て成功し、パス成功率は86％。彼にとっては良いW杯だった」

MF（左）：アントワーヌ・グリーズマン（フランス）
「最高の状態に復調。イングランド戦では２アシストを記録し、常に危険な攻撃の原動力となった」

FW（右）：リオネル・メッシ（アルゼンチン）
「ゴール（PK）を決め、素晴らしいアシストを決めた。アルゼンチンに、ベストの状態のメッシは不可欠であり、彼は重要な瞬間でさらに力を増している」

FW（中央）：ヴォウト・ヴェフホルスト（オランダ）
「サブから大きな影響をチームに与え、その能力を発揮して２ゴール。準決勝まではあと少しだった」

FW（左）：ユーセフ・エン＝ネシリ（モロッコ）
「ポルトガルを下す決勝ゴールを決め、モロッコを史上初の準決勝に導いて国民的英雄に」