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海外サッカー

エムバペが先発ならレ・ブルーは負けない!「ありえない」“不敗神話”に米メディアが注目「嵐の中でも勝った」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.13

今大会の主役候補であるフランスのエムバペ。彼が先発すると、チームは負けなしの好データがある。(C)Getty Images

今大会の主役候補であるフランスのエムバペ。彼が先発すると、チームは負けなしの好データがある。(C)Getty Images

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は現地時間13日と14日に、決勝進出を懸けた準決勝が行なわれる。史上3チーム目のW杯連覇を目指すフランスは、クリスティアーノ・ロナウド率いるポルトガルを下し、アフリカ勢初の4強入りを果たしたモロッコと対戦する。

 米放送局『FOX Sports』は11日、準々決勝イングランド戦を2-1で撃破したフランスに注目。準決勝に向けた記事のなかで、興味深い記述があった。
【動画】"進化する怪物"エムバペの強烈すぎる右足一振りをチェック

「フランスはキリアン・エムバペが先発したW杯の試合では一度も負けていない。ありえないことに、10試合もある」と、レ・ブルー(フランス代表の愛称)を牽引する23歳の絶大な存在を示すデータを記したのだ。

 エムバペは前回のロシア大会に当時19歳で初出場し、7試合(先発6試合)4得点の活躍で母国を2度目のW杯制覇に導いた。そして今大会も5試合(先発4試合)5得点を稼ぎ、得点ランキングトップを走り、得点王のタイトルも射程圏内に捉えている。
 

 事実、エムバペが先発を外れた2018年のグループステージ第3戦デンマーク戦は引き分け。今大会で唯一のスタメン落ちとなったチュニジア戦(後半から途中出場)も、チームは0-1の黒星を喫している。このデータはいかに、エースの存在が大きいかを如実に表していると言えよう。

 さらに「フランスは90分のうち2つのPKをイングランドに与えたにも関わらず、ワールドカップに勝利した。これは史上初のことだ」と運も味方したとはいえ、チームとして地力が高い点も同局は評価している。

 また、米スポーツチャンネル『ESPN』は、守護神として自身4度目のW杯に臨んでいるユーゴ・ロリスの試合後のコメントを引用し、「フランスは嵐の中でも強かった」と優勝候補のイングランドをねじ伏せたレ・ブルーの底力を評価している。

 過去W杯の歴史上、大会連覇を達成したのはイタリア(1934年と38年)、ブラジル(1958年と62年)のわずか2カ国のみ。はたして、フランスはW杯の歴史に名を刻むことができるのか。カタールW杯は、いよいよクライマックスを迎える。

構成●THE DIGEST編集部

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