サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は現地時間13日と14日に、決勝進出を懸けた準決勝が行なわれる。史上3チーム目のW杯連覇を目指すフランスは、クリスティアーノ・ロナウド率いるポルトガルを下し、アフリカ勢初の4強入りを果たしたモロッコと対戦する。
米放送局『FOX Sports』は11日、準々決勝イングランド戦を2-1で撃破したフランスに注目。準決勝に向けた記事のなかで、興味深い記述があった。
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「フランスはキリアン・エムバペが先発したW杯の試合では一度も負けていない。ありえないことに、10試合もある」と、レ・ブルー(フランス代表の愛称)を牽引する23歳の絶大な存在を示すデータを記したのだ。
エムバペは前回のロシア大会に当時19歳で初出場し、7試合(先発6試合)4得点の活躍で母国を2度目のW杯制覇に導いた。そして今大会も5試合(先発4試合)5得点を稼ぎ、得点ランキングトップを走り、得点王のタイトルも射程圏内に捉えている。
さらに「フランスは90分のうち2つのPKをイングランドに与えたにも関わらず、ワールドカップに勝利した。これは史上初のことだ」と運も味方したとはいえ、チームとして地力が高い点も同局は評価している。
また、米スポーツチャンネル『ESPN』は、守護神として自身4度目のW杯に臨んでいるユーゴ・ロリスの試合後のコメントを引用し、「フランスは嵐の中でも強かった」と優勝候補のイングランドをねじ伏せたレ・ブルーの底力を評価している。
過去W杯の歴史上、大会連覇を達成したのはイタリア(1934年と38年)、ブラジル(1958年と62年)のわずか2カ国のみ。はたして、フランスはW杯の歴史に名を刻むことができるのか。カタールW杯は、いよいよクライマックスを迎える。
構成●THE DIGEST編集部
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