ドイツから届いた残念な一報にはいまださまざまな反響が寄せられている。
カタール・ワールドカップにも出場し、グループステージで日本との死闘を演じたドイツ代表の守護神マヌエル・ノイアーが大怪我を負った。現地12月11日に自身のインスタグラムを更新し、スキー中の事故で骨折して今シーズンの残りの出場が絶望的になったと報告した。
「頭をすっきりさせようと思ってスキー旅行に出かけたんだけど、下腿部分を骨折してしまった」
そうインスタグラムに悲痛な想いを綴ったノイアー。ドイツメディアでは、彼が負った悲惨な事故当時の状況も見え始めている。
ポータルメディア『T-Online』によれば、36歳の名手が不運な事故に遭ったのは、バイエルン州のスピッツィングゼーという湖付近のリゾート地であるロスコプフ。そこで彼は友人たちとともに、雪が少なく、地面が凍り、後に「非常にリスクがある」と指摘された斜面に挑戦。
しかし、ノイアーはごつごつとした岩場に足を取られて身動きが取れなくなった。また、負傷した場所が通常のゲレンデから離れた標高1400メートル付近の位置にあるエリアだったため、救助の際には危険性を考慮してヘリコプターが搬送されたと伝えられている。
カタールW杯では、1勝1分け1敗でまさかのグループステージ敗退の憂き目に遭ったドイツ代表。そのなかでも圧巻のビッグセーブを連発していたノイアー。大会後に「受け入れるのは簡単ではない」と責任の重さを口にしていた。
そんなW杯敗退のショックを振り払うべく出かけた旅行先での大けがには、「不運だ」という声も相次いだ。だが、ブンデスリーガ再開を控えるなかでの自己責任を問う者もいる。元ドイツ代表MFで、バイエルンのレジェンドでもあるローター・マテウス氏は、独衛星放送『Sky』において「正直言って、彼のことはあまり批判したくはなかった」としたうえで、「彼のやったことは過失だ」と断じた。
「彼の頭をすっきりさせたい、気晴らしをしたい、単純に楽しみたいという気持ちは理解できる。しかし、あまり安全とはいえない、むしろリスキーなスキー場で滑るのは自己責任でしかない。マヌエルがやったことは真冬の道を夏タイヤで運転するようなものだ。私自身、スキーを愛しているから分かるが、どのゲレンデでも怪我をする可能性はあるのだが、今回の件は本当にリスクを冒す必要性がなかった」
さらに「バイエルンにとっても、ドイツ代表にとっても、起こりえる最悪の事態が起きたんだ。マヌエルはそれを理解してほしい」とお灸をすえたマテウス。はたして、偉大な先達の言葉は、ノイアーにどう響くだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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ポータルメディア『T-Online』によれば、36歳の名手が不運な事故に遭ったのは、バイエルン州のスピッツィングゼーという湖付近のリゾート地であるロスコプフ。そこで彼は友人たちとともに、雪が少なく、地面が凍り、後に「非常にリスクがある」と指摘された斜面に挑戦。
しかし、ノイアーはごつごつとした岩場に足を取られて身動きが取れなくなった。また、負傷した場所が通常のゲレンデから離れた標高1400メートル付近の位置にあるエリアだったため、救助の際には危険性を考慮してヘリコプターが搬送されたと伝えられている。
カタールW杯では、1勝1分け1敗でまさかのグループステージ敗退の憂き目に遭ったドイツ代表。そのなかでも圧巻のビッグセーブを連発していたノイアー。大会後に「受け入れるのは簡単ではない」と責任の重さを口にしていた。
そんなW杯敗退のショックを振り払うべく出かけた旅行先での大けがには、「不運だ」という声も相次いだ。だが、ブンデスリーガ再開を控えるなかでの自己責任を問う者もいる。元ドイツ代表MFで、バイエルンのレジェンドでもあるローター・マテウス氏は、独衛星放送『Sky』において「正直言って、彼のことはあまり批判したくはなかった」としたうえで、「彼のやったことは過失だ」と断じた。
「彼の頭をすっきりさせたい、気晴らしをしたい、単純に楽しみたいという気持ちは理解できる。しかし、あまり安全とはいえない、むしろリスキーなスキー場で滑るのは自己責任でしかない。マヌエルがやったことは真冬の道を夏タイヤで運転するようなものだ。私自身、スキーを愛しているから分かるが、どのゲレンデでも怪我をする可能性はあるのだが、今回の件は本当にリスクを冒す必要性がなかった」
さらに「バイエルンにとっても、ドイツ代表にとっても、起こりえる最悪の事態が起きたんだ。マヌエルはそれを理解してほしい」とお灸をすえたマテウス。はたして、偉大な先達の言葉は、ノイアーにどう響くだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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