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アルゼンチンがクロアチアに3発快勝で36年ぶりの世界制覇に王手! 出色のメッシに母国も熱狂「栄光の夜を演出した」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.14

決勝へ駒を進めたアルゼンチン。メッシはこの日もクロアチア守備陣を翻弄した。(C)Getty Images

 アルビセレステ(アルゼンチン代表の愛称)の精鋭たちが、36年ぶりの世界制覇に王手をかけた。

 現地時間12月13日、アルゼンチン代表はカタール・ワールドカップの準決勝でクロアチア代表と対戦。俊英FWフリアン・アルバレスの2ゴールの活躍もあって3-0と快勝し、準優勝に終わった2014年のブラジル大会以来となるファイナルに駒を進めた。

 英雄ディエゴ・マラドーナを要した1986年のメキシコ大会へと迫った。34分に大黒柱リオネル・メッシのPKで幸先よく先手を取ったアルゼンチンは、5分後に電光石火のカウンターからアルバレスが追加点をゲットする。

 極めつけは69分に奪ったダメ押し点だ。味方のパスを敵陣で受けたメッシが、クロアチアの若きCBヨシュコ・グバルディオルを華麗なドリブル突破で抜き去り、絶妙なラストパスをエリア内に供給。これをアルバレスが冷静に流し込んだ。
 

 時間の経過とともに疲労の色が濃くなっていたクロアチアを寄せ付けなかったアルゼンチン。今大会後の代表引退をほのめかしているメッシに「何としてでもワールドカップを」と大黒柱を中心に一丸になってきたチームは、ついに決勝に駒を進めたのだ。無論、母国メディアも歓喜に沸いている。

 母国のスポーツ専門局『Tyc Sports』は「メッシがふたたび栄光の夜を演出した。いまの彼を化粧する言葉は山のようにある。我々は優雅なキャプテンとともに行く」と、1ゴール、1アシストと出色のパフォーマンスを披露した10番を興奮気味に称えた。

 アルゼンチン・サッカーを牽引してきた偉才は、若きタレントたちとともに決勝へとたどり着いた。はたして、8年前に取り逃した栄冠を手にできるのか。彼のキャリアにとっても最大と言える大一番では、現地時間12月18日にモロッコ代表とフランス代表の勝者と対峙する。

構成●THE DIGEST編集部


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