「僕は精神的に打ちのめされている。間違いなく最も傷ついた敗北だった」
世界制覇の夢が潰えた心境を赤裸々にインスタグラムに投稿したのが、ネイマールだ。去る12月9日に行なわれたカタール・ワールドカップ準々決勝で、ブラジル代表はクロアチア代表にPK戦で敗北。「セレソンの10番」という重責を担ったエースは、「残念だけど、これは僕にとって長いこと痛い傷になるだろう」とも記し、自身が抱えるショックの大きさを世間に訴えた。
今大会のネイマールは初戦のセルビア戦で相手DFと接触し、右足首のじん帯損傷。グループステージ2試合を欠場する重傷を負った。それでもブラジルのために痛みを堪えながら決勝トーナメント1回戦から戦線に復帰。チームのために奔走していた。
それだけに30歳のカリスマは、「負傷を抱えながら戦うも優勝を果たせなかった“悲劇のヒーロー”」になるはずだった――。しかし、大会終了後からほどなくして彼は逆風に晒された。というのも、つかの間の休息をとるべく舞い戻った母国で盛大なパーティーを催し、ひんしゅくを買ったのである。
サンパウロにある妹のラファエラさんの邸宅で開かれたというパーティーには、多くの著名人が参加。さらにブラジル代表の同僚アントニーなども招待され、ちょっとした慰労会の様相を呈していた。
スペイン紙『Marca』などの複数メディアによれば、パーティーを主催したネイマール側は批判を避けるべく、厳重な警戒を敷いていた。参加者に携帯やパソコンなどの所持を禁止し、動画や画像の撮影を一切許さなかったという。
しかし、稀代のスターであるがゆえの宿命か。ネイマールの行動やパーティーの情報はあっけなく漏洩。SNSやメディアで内部の様子が流れると、W杯敗退の傷が癒えていないブラジル国民から批判の的となった。
もっとも、ネイマールはこれまでにもコロナ禍に盛大なパーティーを催してバッシングを受けるなど、自身の“KY行動”によって批判を受けてきた。それゆえにセレソンをレジェンドたちからは呆れる声が上がった。
1986年のメキシコ大会のブラジル代表メンバーでもあるワルテル・カーサグランデ氏は、国内のポータルメディア『Uol Esporte』で「悲しんでいたらしいネイマールが最近開いた素晴らしいパーティーを見てくれ。カタールで『ブラジルが恥をかいた』と怒っていた人々でごった返している」と皮肉り、辛辣な批判を展開した。
「落ちぶれたスターの苦しみのために、あまりに多くの人々が泣いている。彼の見せた波が流れもしない見世物の涙のせいでね。正直に言って彼が代表を助けてくれると信じている人がいることに驚くよ。最も重要なことが髪の色やイヤリング、洋服や時計だったりする限りは他で勝つことはない。試合に勝つことよりもSNSのフォロワー数が重要であり続ける限り、我々は常に負ける」
そして、「ネイマールのようにサッカーよりも自分こそが大事だと考える選手はもう勝てない。だから、若い世代の選手はワールドカップの時にブラジル人が何を想うのか、勝利にどれだけのこだわりがあるかを理解する必要がある」と断言したカーサグランデ氏。はたして、レジェンドからの厳しいお灸は他でもない“エース”の耳に届くだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】盛大パーティー開催で“制御不能”になったネイマールへ非難殺到! セレソンOBは嘆き「ブラジル人の心を尊重すべき」
【関連記事】「ブラジル人は骨折を願ってる」離脱のネイマールへ冷ややかな母国にセレソン同僚が嘆き「この国に生まれたのは過ち」
【関連記事】「マナーも最悪だった」相手に苛立って“暴言”のC・ロナウドに韓国メディアで非難の声!「最後の最後までなってない」
世界制覇の夢が潰えた心境を赤裸々にインスタグラムに投稿したのが、ネイマールだ。去る12月9日に行なわれたカタール・ワールドカップ準々決勝で、ブラジル代表はクロアチア代表にPK戦で敗北。「セレソンの10番」という重責を担ったエースは、「残念だけど、これは僕にとって長いこと痛い傷になるだろう」とも記し、自身が抱えるショックの大きさを世間に訴えた。
今大会のネイマールは初戦のセルビア戦で相手DFと接触し、右足首のじん帯損傷。グループステージ2試合を欠場する重傷を負った。それでもブラジルのために痛みを堪えながら決勝トーナメント1回戦から戦線に復帰。チームのために奔走していた。
それだけに30歳のカリスマは、「負傷を抱えながら戦うも優勝を果たせなかった“悲劇のヒーロー”」になるはずだった――。しかし、大会終了後からほどなくして彼は逆風に晒された。というのも、つかの間の休息をとるべく舞い戻った母国で盛大なパーティーを催し、ひんしゅくを買ったのである。
サンパウロにある妹のラファエラさんの邸宅で開かれたというパーティーには、多くの著名人が参加。さらにブラジル代表の同僚アントニーなども招待され、ちょっとした慰労会の様相を呈していた。
スペイン紙『Marca』などの複数メディアによれば、パーティーを主催したネイマール側は批判を避けるべく、厳重な警戒を敷いていた。参加者に携帯やパソコンなどの所持を禁止し、動画や画像の撮影を一切許さなかったという。
しかし、稀代のスターであるがゆえの宿命か。ネイマールの行動やパーティーの情報はあっけなく漏洩。SNSやメディアで内部の様子が流れると、W杯敗退の傷が癒えていないブラジル国民から批判の的となった。
もっとも、ネイマールはこれまでにもコロナ禍に盛大なパーティーを催してバッシングを受けるなど、自身の“KY行動”によって批判を受けてきた。それゆえにセレソンをレジェンドたちからは呆れる声が上がった。
1986年のメキシコ大会のブラジル代表メンバーでもあるワルテル・カーサグランデ氏は、国内のポータルメディア『Uol Esporte』で「悲しんでいたらしいネイマールが最近開いた素晴らしいパーティーを見てくれ。カタールで『ブラジルが恥をかいた』と怒っていた人々でごった返している」と皮肉り、辛辣な批判を展開した。
「落ちぶれたスターの苦しみのために、あまりに多くの人々が泣いている。彼の見せた波が流れもしない見世物の涙のせいでね。正直に言って彼が代表を助けてくれると信じている人がいることに驚くよ。最も重要なことが髪の色やイヤリング、洋服や時計だったりする限りは他で勝つことはない。試合に勝つことよりもSNSのフォロワー数が重要であり続ける限り、我々は常に負ける」
そして、「ネイマールのようにサッカーよりも自分こそが大事だと考える選手はもう勝てない。だから、若い世代の選手はワールドカップの時にブラジル人が何を想うのか、勝利にどれだけのこだわりがあるかを理解する必要がある」と断言したカーサグランデ氏。はたして、レジェンドからの厳しいお灸は他でもない“エース”の耳に届くだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】盛大パーティー開催で“制御不能”になったネイマールへ非難殺到! セレソンOBは嘆き「ブラジル人の心を尊重すべき」
【関連記事】「ブラジル人は骨折を願ってる」離脱のネイマールへ冷ややかな母国にセレソン同僚が嘆き「この国に生まれたのは過ち」
【関連記事】「マナーも最悪だった」相手に苛立って“暴言”のC・ロナウドに韓国メディアで非難の声!「最後の最後までなってない」