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日本代表

「私たちは日本人に倣った!」日本サポの“ゴミ拾い”は世界に拡大! ルーマニアクラブのファンが本拠地清掃で話題に【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.18

カタールの地でスタジアム内を清掃した日本人サポーターたち。彼らの行動に影響される人は世界中にいる。

カタールの地でスタジアム内を清掃した日本人サポーターたち。彼らの行動に影響される人は世界中にいる。

 約1か月にわたって熱戦が繰り広げられてきたカタール・ワールドカップ。中東で初開催となった4年に一度の祭典も残すところは、アルゼンチン代表とフランス代表による決勝戦のみとなった。

 今大会もピッチ内外でさまざまな出来事が世界で話題となった。そのなかで多くの称賛を集めたのは、日本サポーターのゴミ拾いだった。

 11月20日に行なわれたカタール代表とエクアドル代表による開幕戦後、サムライブルーのユニホームを身にまとった日本人たちが、自席周辺のゴミを収集。スタジアム内の清掃活動を行なうと、この様子がSNSで拡散。世界中から「素晴らしい」「美しい」といった賛辞の声が寄せられ、フランスやモロッコ、サウジアラビアなど出場国のサポーターたちの中には、日本を模範として自分たちも清掃活動を行なう人々も現れた。

 日本人たちが巻き起こした、ある種の“フィーバー”は、いまだその輪が広がり続けている。そしてついにはルーマニア国内でも清掃活動を行なう人々が現れたようだ。ブカレストに拠点を構える日刊紙『Romania Insider』によれば、国内リーグ1部のウニベルシタテア・クルージュのサポーターたちが「ワールドカップでの日本人たちに触発されてスタジアムに落ちていた大量のゴミを回収した」という。
 
 一連の行動について「日本のファンの伝統に触発された人々はルーマニアにもいる」と伝えた同紙によれば、発起人の一人であるロクサーナ・コントラシュさんは自身のFacebookに、「決して、みんながこういうことに慣れていたわけではなかった」と強調。そのうえで活動に至った理由を説明している。

「でも、その場にいた人たちも手を差し伸べてくれて1200リットルものゴミを回収した。そして、労いの言葉も貰った。私たちはワールドカップでの日本人サポーターたちに倣って、クルージュでもそれが可能であることを実証しました!」

 掲げていたベスト8にはたどり着けなかった日本。しかし、彼らが生んだ多くの感動は、世界に特大の反響を及ぼし続けている。

構成●THE DIGEST編集部

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