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海外サッカー

“犬猿の仲”とも言われたベッカムとシメオネが歴史的再会!? アルゼンチン世界制覇の裏で撮られた2ショットが話題に【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.20

サッカー界でたびたびクローズアップされてきたシメオネ(14番)とベッカムの再会が話題となっている。(C)Getty Images

サッカー界でたびたびクローズアップされてきたシメオネ(14番)とベッカムの再会が話題となっている。(C)Getty Images

 文字通りの死闘の真裏で、歴史的(?)な邂逅が果たされていた。

 現地時間12月18日に行なわれたフランス代表とのカタール・ワールドカップ(W杯)決勝で、アルゼンチン代表は3-3で迎えたPK戦で勝利。1986年のメキシコ大会以来3度目の世界一に輝いた。
【画像】笑顔で2ショット! ベッカムとシメオネの歴史的写真をチェック

 アルゼンチンの天才リオネル・メッシの悲願の戴冠か、はたまたフランスの60年ぶりのW杯連覇か。世界中から熱視線が注がれていた一戦だけに、各国から多くのレジェンドたちが集結。ピッチ上で繰り広げられた激闘を見守った。

 そのなかで往年のサッカーファンを沸かせる再開があった。元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカムが自身のインスタグラムのストーリー動画内で、元アルゼンチン代表MFディエゴ・シメオネとの2ショットを公開したのだ。

 かつては“犬猿の仲”と言われた関係性だった。1998年のフランスW杯の決勝トーナメント1回戦で対峙した両雄は、激しいマッチアップを展開。そのなかで47分にシメオネに倒されたベッカムが、うつぶせに倒れたまま足を上げて報復。あえなく退場となっていたのだ。
 
 この時のベッカムの蛮行には批判が殺到。PK戦の末にイングランドが敗退した結果もあり、英国内でも「10人の勇敢な獅子とひとりの愚かな若者」と揶揄され、戦犯として扱われたのだ。

 後にベッカムが「ハッキリ言ってかなり残酷だった」と振り返った出来事は、とりわけ英国内で社会的トピックともなり、小さくない物議を醸した。ゆえに一時はシメオネとの関係回復は見込めないともされた。

 しかし、そんな“大事件”から24年の時が経ち、当事者同士はすっかり和解を遂げたようである。決して衝突以来の再会というわけではなかったようだが、ベッカムがストーリー動画で「おめでとう、友よ」とアルゼンチンのW杯制覇を称えるメッセージを送れば、これにシメオネは「会えてよかった」と呼応した。

 アルゼンチン、そしてメッシの優勝によって幕を閉じたカタールW杯。その裏で果たされた再会もまた、歴史的であり、実に興味深いものだった。

構成●THE DIGEST編集部

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