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海外サッカー

フランスサポの罵声が原因? アルゼンチン代表守護神が“股間ジェスチャー”のワケを「許せなかった」と告白。仏紙からは反論も【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.20

フランスのサポーターの陣取るスタンドに向け、おどけたポーズを取ったE・マルティネス。彼の振る舞いには批判が集中した。(C)Getty Images

フランスのサポーターの陣取るスタンドに向け、おどけたポーズを取ったE・マルティネス。彼の振る舞いには批判が集中した。(C)Getty Images

 世界中から熱視線が注がれていたなかで、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが見せた振る舞いが物議を醸している。
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 現地時間12月18日、カタール・ワールドカップの決勝でアルゼンチンは3-3で迎えたPK戦の末にフランス代表を撃破。見事に1986年のメキシコ大会以来となる世界王者となった。

 互いに点を奪い合い、PK戦にまでもつれ込んだ文字通りの死闘だった。ゆえに張り詰めていた緊張の糸が切れたのかもしれない。試合後の表彰式で、大会で最も優秀だったGKに与えられるゴールデングローブのトロフィーを手にした30歳の守護神は、受け取った黄金に輝くトロフィーを股間に当てる下品なジェスチャーを観客に向けてしまったのである。

 この“稚拙”とも言える行動には批判が殺到。イタリアのスポーツ新聞『La Gazzetta dello Sport』が「非常に無粋でスポーツマンらしくないやり方で、あまりにも下品なジェスチャー」と断じたほか、SNSでは「幼稚だ」「勝者にふさわしくない」という厳しい言葉が並んだ。
 
 一方で、大舞台であれだけの行動をするのには、本人なりの明確な理由があった。アルゼンチンのラジオ局『Radio La Red』の取材に応じたE・マルティネスは、「フランスのサポーターが僕らにブーイングをしていたからやったんだ。ああいう横柄な態度は許せないし、僕には通じない」と説明。あくまで挑発の意図はなく、相手サポーターたちからの野次に呼応したものだったと強調した。

 もっとも、フランス・メディアでは自身に非はないとする30歳の守護神に懐疑的な声が寄せられている。国内有数のネットワークを誇るラジオ局『RMC Sport』はE・マルティネスのコメントを紹介したうえで、「覚えておいてほしい。この日曜日の決勝戦にはアルゼンチンのサポーターが5万人いたのに対し、フランスのサポーターは5000人しかいなかったということを」と記した。

 優勝後の振る舞いで物議を醸してしまったE・マルティネス。彼の見せた行動に対する余波は、しばらく収まりそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

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