海外サッカー

「1ゴールは絶対に挙げるべき」三笘薫の切れ味鋭いプレーに英メディアは賛辞。一方で再三の逸機には「失望させられた」と苦言も

THE DIGEST編集部

2022.12.28

サウサンプトン戦では切れ味鋭いドリブルで好機を演出した三笘。しかし、自身が迎えた決定機は活かしきれなかった。(C)Getty Images

 カタール・ワールドカップのため、11月13日を最後に中断されていたプレミアリーグが12月26日に再開。日本代表の三笘薫が所属するブライトンは3-1でサウサンプトンを下した。
【動画】電光石火のドリブルで決定機演出! 三笘薫のサウサンプトン戦のプレーをチェック

 欧州カップ戦圏内も十分に狙える7位という好位置につけているブライトンは、5日前のカラバオ・カップ4回戦では数あるチャンスを決め切れずにPK戦で3部のチャールトンに敗れていた。しかし、この敵地でのプレミアリーグ第17節では過ちを繰り返さなかった。

 開始14分でソリー・マーチのクロスをアダム・ララーナが頭で合わせて先制すると、35分にはペルビス・エストゥピニャンの左からのクロスが相手のDFのオウンゴールを誘発。さらに56分、マーチが鮮やかなミドルを突き刺して点差を広げたアウェーチームは、「セインツ」の反撃を1点に止めて勝点3をモノにしている。
 
 リーグでは今季3試合目となる先発出場を果たした三笘は、左サイドから積極的な仕掛けを披露。切れ味鋭いフェイントとスラロームドリブルで相手ゴール近くまで迫ってフィニッシュまで持ち込むなど、効果的なプレーで相手守備陣を翻弄した。ただ、39分、51分のヘディングシュートはいずれも枠を超え、15節(ウォルバーハンプトン戦)以来の今季2点目のチャンスは活かせなかった。

 試合後、自身のSNSで「大きな勝点3。カモン、シーガルズ」と喜びを表わした三笘について、クラブはSNSで彼のドリブルの画像を公開しながら「捕まえられるものなら、捕まえてみろ」と投稿。また、公式サイトでは「ブライトンがポゼッションを支配するなか、相手のプレスをかいくぐってイージーにプレー。とりわけミトマは、ドリブルで相手守備陣を打ち負かした」とレポートしている。

 メディアの反応も決して悪くはない。英スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が「セインツの守備陣は、試合開始の笛が吹かれてからすぐ、ブライトンの左サイドのエストゥピニャンとミトマを封じ込めるのに苦労した」と報じ、10点満点の採点では、「8」でマン・オブ・ザ・マッチに選出されたマーチに次ぐ、2位タイの「7」を与えられた。
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