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海外サッカー

「正しい時に正しい場所にいた」前田大然に多くの現地メディアが最高評価! 「思いがけない幸運のゴール」にも絶賛の声

THE DIGEST編集部

2023.01.16

スコットランドで好調を維持する前田。リーグカップ準決勝でチームを決勝に導く活躍を見せた。(C) Getty Images

スコットランドで好調を維持する前田。リーグカップ準決勝でチームを決勝に導く活躍を見せた。(C) Getty Images

 スコットランドのリーグカップは現地時間1月14日に準決勝が行なわれ、セルティックは2-0でキルマーノックを下し、2年連続での決勝進出を果たすとともに、2年連続21回目の優勝に王手をかけた。なお決勝の相手は宿敵レンジャーズに決まり、2月26日にハンプデンパークで対峙することとなる。

【動画】ラッキーなゴールも「正しい時に正しい場所にいた」前田大然の先制点をチェック!
 1週間前に国内リーグで対戦(2-0の勝利)したばかりの相手との再戦は18分、セットプレーから相手選手がクリアしたボールが前田大然の身体に当たってゴールに入り、セルティックが先制。その後、旗手怜央、前田がゴールネットを揺らすもVARで無効になり、またキルマーノックに幾つか決定機を与えたものの、後半アディショナルタイムに抜け出したデイビッド・ターンブルのシュートを相手GKがセーブしてこぼれたところを、ゲオルギオス・ギアクマキスが難なく詰めてトドメを刺した。

 幸運な形で貴重な先制点を挙げた前田は試合後、自身のSNSで「今夜は凍えそうでしたが、みんなのサポートが勝つための元気を与え続けてくれました。決勝に進出できて嬉しいです!」と投稿。これに対し、セルティックはSNSで「大然がセルティックを前に押し出した」「大然は正しい時に、正しい場所にいる」と賛辞を投稿している。

 現地メディアの反応を見ると、英国公共放送『BBC』はこの試合の「最優秀選手」に前田を選出し、「セルティックの先制ゴールを決めるなど、再び相手チームにとって最大の脅威となった」と理由を記述。また視聴者による採点でも、「6.97」で単独最高点を与えられた。

 また、同メディアの別の記事でも「前田はカタール・ワールドカップから復帰して以来、セルティックの主力であり、脅威である。彼は自身のゴールについて、あまり自覚がないかもしれないが、激戦において勝利への道を切り拓く上で、非常に重要なものだった」と称賛している。

 日刊紙『THE SCOTSMAN』も10点満点の採点でチーム単独最高の「8」とし、寸評では「セルティックに加入以来、前田の“冷静さ”は疑問視されてきたが、この試合での(古橋亨梧のオフサイドによって無効とされた)『幻の2点目』での落ち着きぶりは印象的だった。そして、適切なタイミングで適切な場所に自身を配置し、試合開始から18分後に先制ゴールを奪った」と、日本人FWの姿勢をポジティブに評した。
 
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