冬の移籍市場の真っ只中にあって、プレミアリーグの各クラブは終盤戦に向けての最後の補強の機会を存分に活かすべく、活発に動いている。

　現在首位を走るアーセナルもそのひとつだが、彼らは最大のターゲットだったシャフタール・ドネツクのウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクを土壇場でチェルシーに奪われることになり、代わりのアタッカーの確保の他、シーズンをトップで走り抜けるため、手薄なポジションの層を厚くすることも急務とされる。

【動画】キレッキレのドリブルは必見！ 三笘薫がリバプール守備陣に襲いかかる！ 　イギリス・ロンドンのサッカー専門サイト『football.london』では、そんな「ガナーズ」の現在の補強状況を、クラブ担当特派員によるQ&A方式で紹介。まず、編集部からの「今冬に短期のレンタルでの、ウイングの獲得はあるか？」との問いには、「アーセナルは一般的に短期的な解決策には消極的だが、ジョアン・フェリックス（アトレティコ・マドリー）のレンタルに動いたという事実は、彼らがその選択肢を排除していないことを示唆している」と答えた。

　続いて、右SBの補強に言及され、「イバン・フレスネダ（バジャドリーの18歳）に興味を持っていると報じられているのはなぜか？　すでにベン・ホワイトと冨安健洋を獲得しており、（武者修行中の19歳）ブルック・ノートン・カフィもランクを上げており、見通しは堅実に思われるが……」との問いに対しては、以下のような回答が綴られている。

「（右SBのオプションである）セドリク・ソアレスは間もなく移籍する可能性があり、アーセナルは昨季のように選手層が薄くなることを避けたいと考えている。フレスネダは将来に向けての補強になるが、彼は両サイドでのプレーが可能なSBであり、ミケル・アルテタ監督が好きなタイプの選手でもある。アーセナルは彼に興味を持っており、間違いなく注目すべき選手だ」

　そして同メディアは、このところの大活躍によって評価が一気に高まり、移籍市場における注目度も上昇中のブライトンの三笘薫にも焦点を当て、「彼の獲得を推し進めるのは不可能だろうか？　この日本人アタッカーは、アーセナルにとって素晴らしい選択肢になると思われるが……」と訊ねたが、特派員は今冬の移籍には様々な理由で否定的である。