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「プレミアのDFが恐れる選手だ」三笘薫をチェルシー番記者が絶賛!指揮官交代は好機に転がったと指摘「辛抱強さが必要だった」

THE DIGEST編集部

2023.01.20

プレミアリーグで存在感を上げている三笘(右)。現チェルシー監督のポッター(左)政権下よりも加速的に成長している。(C)Getty Images

 サッカーの母国を沸かす25歳の日本人アタッカーに、チェルシー番記者も舌を巻いている。

 カタール・ワールドカップの日本代表として、その存在を改めて世界に知らしめた三笘薫。現地時間12月25日に再開したイングランド・プレミアリーグでも、その勢いは止まらない。リーグ第14節リバプール戦では先制点をお膳立てするなど、強豪を3-0で撃破したチームのなかで現地メディアが最高評価を下すほど、効果的なプレーを見せている。

 チェルシーのあらゆる情報を発信している『The Chelsea Chronicle』のドム・トナー記者も、ブライトンの躍進を支える背番号22に注目している人物だ。同記者は現地19日に「ブライトンの25歳は、(チェルシーの)グレアム・ポッター監督よりも、ロベルト・デ・ゼルビ監督のもとでプレーする方が幸せ」と題した三笘の特集記事を掲載した。

 記事によると「25歳のカオル・ミトマは才能ある日本人ウイングで、ここ数週間プレミアリーグで頭角を現し始めている」と好評価を下し「シーズン序盤は、ポッターがまだ(ブライトンの)監督だったこともあり、この左ウイングは辛抱強くプレーする必要があった。しかし、現監督のデ・ゼルビに助けられ、彼はいまイングランドで躍動し始めている」と監督交代が三笘にとって、良い方向になっていると評している。

 英国の日刊紙『The Telegraph』によると、三笘はポッター氏がチェルシーの監督に引き抜かれるまで短い期間だったが一緒に働いていた時は「素晴らしい時間だった」と話していたが、デ・ゼルビ監督に指導を受けることになったいまは「さらに幸せだ」と報じている。
 
 トナー記者は、ここまでの日本人アタッカーの活躍を絶賛しており「ミトマは、プレミアリーグの屈強なディフェンダーが恐れるほどエキサイティングなウイングプレーヤーだ。その快速スピードと見事なドリブルで、プレミアリーグのディフェンダーは恐れ始めている」と賛辞を贈る。

 そのうえで「ポッターのもと、ミトマがブライトンで同じような選手に成長していたら、それはそれで面白かっただろう」と、ポッター政権下での三笘のプレーに期待を抱かせるほど、25歳の加速的な成長スピードに目を見張る。

 サッカー専門サイト『90min』によれば、リーグ首位を独走するアーセナルが三笘を「1月の補強リストに追加した」との報道が出るなど、カップ戦を含め今季4ゴール、2アシストをマークする日本人に注がれる注目度は増している。

 今冬での移籍の可能性は低いと見られている三笘。それでも、試合を重ねるごとに高いパフォーマンスを発揮し続ける日本人は、フットボールの識者から無視できない存在になりつつある。

構成●THE DIGEST編集部

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