現地１月21日に行なわれたプレミアリーグ第21節のレスター戦で、27分に鮮やかな先制ゴールを挙げたブライトンの三笘薫。敵地で貴重な勝点１（２-２）を手にしたチームにあって、25歳の日本代表アタッカーが披露した出色のパフォーマンスには、英国内でも垂涎の的となっている。

　鮮やかな一撃だった。左サイドでペルビス・エストゥピニャンのパスを受けた背番号22は、鋭いカットインから素早く右足を一閃。絶妙にコントロールされたボールはゴール右上隅へと突き刺さった。

　まさに“ゴラッソ”と呼べる三笘の今季４点目には、称賛の声が殺到。英公共放送『BBC』が「なんと凄まじい若者だろう。絶好調のカオル・ミトマは再び我々に美しい一撃を見せてくれた。本当に見事なシュートだ」と褒めちぎれば、英スポーツ専門放送局『Sky Sports』は「この25歳はプレミアリーグで最もエキサイティングなアタッカーのひとりになった」と脱帽した。
  　快進撃を続ける三笘のプレーぶりには、一部で“ため息”も聞こえてくる。英紙『The Sun』によれば、レスター戦のSNSでは、今冬の移籍市場でブライトンからベルギー代表MFのレアンドロ・トロサールを引き抜いたアーセナルのファンによる「ミトマの方が良かった」という意見が相次いだと伝えた。

「レスター戦でのカオル・ミトマによる“ワンダーゴール”を目の当たりにしたアーセナル・ファンの多くは、自チームがブライトンと間違った契約をしてしまったと感じている。過去５試合で３ゴールを決めている日本人アタッカーについて、グーナー（アーセナル・ファンの愛称）たちは『ミトマはとてつもない才能を持ってる。トロサールってなんだ』『トロサールは悪くはない。でも、年齢や能力を考えると、ミトマの方がずっと良い選択だ』とつぶやいている」

　図抜けた活躍ぶりから「アーセナル・ファンは疑問を抱いている。数年後にミトマの価値は跳ね上がり、獲得には大金が必要になるのではないかというものだ」と結論づけた『THE SUN』。こうした意見が飛び交っているのも、三笘の価値の高さを物語ると言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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