日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダは今週、ビッグクラブとの連戦を迎える。現地時間１月25日には国王杯準々決勝でバルセロナと、そして同29日にはリーグ19節でレアル・マドリーと相まみえる。

【動画】バスクダービーではMOMの活躍！ 久保建英のビルバオ戦ゴラッソ＆PK誘発プレーをチェック 　今季、ここまでリーグ３位を走るレアル・ソシエダの攻撃を牽引する久保にとっては言うまでもなく、古巣との連戦というシチュエーションだ。さらに、バルサとの戦いにはカップ戦のベスト４入りが懸かっており、リーグ戦２位のマドリーとは勝点で並ぶチャンスでもある。いずれも、久保自身の成長を見せつけ、チームを上位に押し上げる絶好の機会と言えるだろう。

　久保は今月14日のアスレチック・ビルバオ戦で今季３点目を記録するも、前節のラージョ・バジェカーノ戦では大腿四頭筋に問題があったとしてピッチに立つことはなかった。久保にとって、そしてチームにとっても大一番が続くこの２連戦、背番号14の現状や出場への期待などもスペイン国内で大きく報じられている。

　スポーツメディア『as』では、久保のコンディションに言及しており「レアル・マドリーの医務室はまだ選手でいっぱいだが、少なくともイマノル・アルグアシルは、今シーズンここまでで最も優れた選手の一人を回復させた。タケフサ・クボである」と記している。

　また、前節の欠場や、先週行なわれた国王杯マジョルカ戦での途中出場なども、バルサ戦に向けた調整の為だったとして、その上で「たとえ100％ではないにしても、大きなサプライズがない限り、現実的な招集リストに含まれるだろう。すべてが彼の先発メンバー入りを示唆している」と出場への見込みを述べた。

　さらに『MARCA』では２連戦への展望として「最も特別な１週間を迎えるタケフサ・クボ」と銘打った記事を配信。「レアルの14番は、今週水曜日のカンプノウと日曜日のサンチャゴ・ベルナベウでの試合に出場できる見込みだ」と綴っており、加えて「クボにとってこの２クラブと対戦することは特別であり、彼の国では、この試合は多くのメディアに取り上げられることになる」として、日本からの注目度も高くなるものと予想している。

　ワールドカップという大舞台も経験し、クラブでも好調を維持している久保。立て続けに迎える２強との対戦は、21歳にとって間違いなく、さらなるステップアップにつながる機会となるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
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