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海外サッカー

「ほぼSFの世界」三笘薫のゴラッソは“ジダン級”!? 欧州メディアからの賛辞は止まず! 「リバプールの死刑執行人」の異名も

THE DIGEST編集部

2023.01.31

リバプールを相手にゴラッソをねじ込んだ三笘(左)。彼の放った一撃は往年の天才ジダン(右)と比較された。(C)Getty Images

リバプールを相手にゴラッソをねじ込んだ三笘(左)。彼の放った一撃は往年の天才ジダン(右)と比較された。(C)Getty Images

 三笘薫の快進撃が止まらない。

 現地1月29日に行なわれたFAカップ4回戦でリバプールを迎え撃ったブライトンは2-1で勝利し、次ラウンドへの進出を決めた。文字通りのビッグマッチで異彩を放ったのが、後半アディショナルタイム2分に値千金の逆転弾を決めた三笘だ。

 かつてイングランド代表CBとしても活躍し、英公共放送『BBC』のコメンタリーを務めるテリー・ブッチャー氏に「これ以上にない極上のフィニッシュだった」と言わしめたゴラッソだった。相手DFも密集していた敵エリア内で、浮き球を冷静にトラップした三笘は、シュートを打つと見せかけて、空中でワンタッチ。これでマーカーをかわし、最後はアウトサイドでの豪快な一撃を見舞った。

 カタール・ワールドカップの中断期間明けの公式戦8試合で4発と、まさに手のつけようのない25歳の日本人アタッカーには、海外メディアからもあらゆる賛辞が寄せられた。2週間前のプレミアリーグ第20節(3-0)の対決でも、守備者を翻弄していただけに、一部では三笘の「リバプールキラー」ぶりが注目を集めている。
 
 フランスのラジオ局『RMC Sport』は、三笘を「リバプールの死刑執行人だ」と表現。そのうえで、「FAカップでの、独壇場のゴラッソによって、彼の名はサッカー界に知れ渡っている。リバプールを敗退に追い込んだゴールは素晴らしいインスピレーションを感じさせるものだった」と絶賛した。

 また、イタリア誌『Ultimo Uomo』は、「ミトマは数週間前から存在が話題になっていたが、その状況は、いまや完全にコントロール不能になっている」と欧州における“ミトマフィーバー”ぶりを強調。さらに「絶えず目の前の選手を抜き去ることを考えながらプレーするミトマはリバプールにとって左サイドに居続けた悪夢だ」と称し、話題を集めたゴールシーンを独特な表現で褒めちぎった。

「あれほど短時間にあのようなシュートを考えついたのは並外れている。天才的なショットだ。このゴールは極めて純度の高いテクニックを表現したものであり、ほぼSFの世界のそれである。無駄に動かないままダンスをし、相手を翻弄する(ジネディーヌ)ジダンと似ている」

 ヨーロッパで一躍ブレイクを果たしている三笘。「まだ上に行かないといけない」と意欲満々な日本代表MFの活躍は、まだまだ続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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