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海外サッカー

セルティック指揮官が前田大然を絶賛!「マエダがゴールを奪える理由」は相手に“脅威”を与えているからと強調

THE DIGEST編集部

2023.02.02

セルティックFW陣の柱となりつつある前田。指揮官からも高い信頼を寄せられている。(C)Getty Images

セルティックFW陣の柱となりつつある前田。指揮官からも高い信頼を寄せられている。(C)Getty Images

 日本の韋駄天の勢いが止まらない。

 現地時間2月1日に行なわれたスコットランド・リーグ第24節で、日本人6選手が在籍するセルティックは、リーグ4位のリビングストンと対戦。本拠地セルティック・パークを沸かせたのは、連日煌びやかな輝きを放っている日本人フットボーラーだった。

 29分に旗手怜央のラストパスから、グレッグ・テイラーが強烈なミドルシュートを突き刺しセルティックが幸先良く先制点を奪うと、4分後にはカタール・ワールドカップ日本代表の前田大然が執念のゴール。相手のクリアボールを自身の顔面に当てる“ガッツ”溢れるプレーで、泥臭くゴールにねじ込んだ。

 45+2分には、得点王レースの首位に立つ28歳の小柄な日本人フォワードも続く。味方のロングパスに反応した古橋亨梧が、巧みなドリブルから左足で鮮やかにフィニッシュ。前半だけでセルティックが3得点を奪う猛攻を見せ、試合を一気に決めた。

 無論、チームを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は殊勲の3選手を褒め称え、なかでも前田には高い評価を与えた。グラスゴーの地元メディア『Glasgow Live』によると、同監督はこの日何度も相手陣内に突進した25歳の日本人フォワードを、敬意を込め「脅威」と呼んだ。

 さらに、セルティックの公式ネットチャンネル『Celtic TV』のインタビューでポステコグルー監督は「今回も力強いパフォーマンスだった。試合の入りはとても良く、コントロールできてゴールも決められた」と振り返っている。
 
 同監督は続けて「いくつかチャンスはあった。試合の流れは分かっていたのだから、冷静さを保ちつつ、相手に安心感を与えず、常に探りながら突破口を見つけなければならなかった」としたうえで、「マエダは今夜の試合で最も優れた選手の一人であり、開始1分からテンポを作り、リビングストンのディフェンスの悩みの種となった」と前田を名指しで称賛した。

 得点の場面については「アシストを記録できなかったのは不運だったし、ゴールがコミカルな形で生まれたのも、彼の活躍を台無しにしてしまったかもしれないがね」と綺麗なフィニッシュとはいかないまでも、相手にプレッシャーを与え続けた前田の献身的なプレーを称えていた。

 セルティックのなかでも、不可欠な存在となりつつある日本人フォワード。彼のパフォーマンスについては「マエダはいつも正しい場所にいて、今夜もそうだった。相手から警戒されれば、それは彼が脅威ということだろうし、彼は常に正しい場所にいて、それがゴールを奪える理由だ」と語り、今後も相手から“脅威”と感じさせるようなパフォーマンスに期待を寄せていた。

 公式戦での連勝を「6」に伸ばしたセルティック。チームを牽引する日本人フットボーラーに注がれる関心は尽きることがない。

構成●THE DIGEST編集部

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