欧州サッカーは各国のリーグ戦が盛り上がりを見せるなか、いよいよヨーロッパリーグ（EL）もラウンド・オブ16を迎える。現地時間３月８日の全８試合には、冨安健洋が所属するアーセナルや久保建英のレアル・ソシエダも名を連ねており、大舞台でのサムライたちの躍動にも視線が集まる。

【動画】いまだ記憶に新しい鮮烈ミドル！ 堂安律のスペイン戦同点弾をチェック
　その中で、動向が注目されるのがフライブルクの堂安律だ。先月行なわれたブンデスリーガ第22節レバークーゼン戦、スタメン出場するも体調不良を訴え前半途中でピッチを後にした。今季より所属する同クラブでは不動のレギュラーとしてのプレーが続いていただけに、ゲーム序盤での交代という事態にはメディアでも驚きの声が伝えられている。

　翌節のボルシアMG戦では試合終盤に交代でピッチに立っているが、ELユベントス戦へ向け、どこまで回復出来ているのか詳細は明らかとなっていない。その中でイタリアニュースサイト『Tuttosport』では堂安の特集記事が配信されており「リツ・ドウアン　フライブルクにはメッシがいる」と銘打たれたトピックの中で、出場可否について報じている。

　記事の中では日本人ミッドフィールダーについて「ケガから回復し、ELのユベントス戦に挑む準備は出来ている」と綴っており「フライブルクの24歳の日本人ウインガー、リツ・ドウアンは、木曜日にアリアンツ・スタジアムで行なわれるユーロの試合に間に合う」と出場濃厚だと綴っている。

　続けて記事では堂安の特徴について、「サムライ、ドウアンは突然の閃き、派手なプレー、強烈な左足で攻撃に火をつけることができる男。最も技術的に優れた選手である。日本をはじめ多くの国のメディアは、前回のカタール・ワールドカップ以降『日出ずる国のメッシ』と名付けたようだ」と攻撃スキルを絶賛。

　さらに昨年のカタールでのW杯を振り返っており「タリスマン（お守り）であるドウアンはドイツとの初戦でゴールを決め、スペイン戦でも再びゴールを決めるなど、常にその手腕を発揮していた」と指摘。その上で「チャンピオンズ・リーグで優勝することを夢見ている。野心的且つ、謙虚な性格であり、より多くを学び続ける決意と意欲を持っている」と人間性を称えている。

　自国クラブの脅威ともなることを予想しているかのようなイタリア・メディアのトピック。完全に復調となれば、縦横無尽にピッチを駆け巡る堂安が、世界を再び沸かせたとしても不思議ではないだろう。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】ジダン級と称されたゴラッソ！ 絶妙キックフェイントからゴール天井に突き刺した三笘薫のビューティフル弾をチェック

【関連記事】「ミトマは本当に物凄い」三笘薫の“頭脳”に同僚GKは賛辞。大学進学の決断に驚き「勉強を終えて、プレミアまで来たんだ」

【関連記事】誰も“予見できなかった”三笘薫の覚醒。欧州データ社がブライトンでの飛躍を激賞！「ミトマは川崎からやってきた成功例」