４月８日に行なわれたスコットランド・プレミアシップ第31節で、首位セルティックは２位レンジャーズとの大一番に臨み、３-２で勝利を飾り、勝点差を12に広げた。

　伝統の「オールドファーム」で宿敵を本拠地に迎えたセルティックは、26分にマット・オライリーのクロスをゴール前で受けた古橋亨梧が、マーカーを背に反転してのシュートを決めて先制。45分に鮮やかなFKで追いつかれるも、62分に再び古橋がルーズボールに反応して角度のない位置から相手GKを破り勝ち越す。セルティックは73分にジョッタが相手のバックパスをカットして加点、５分後にパワフルなヘッドで点差を縮められるも、リードを守り切った。

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　リーグでの今季通算得点を22（公式戦では28）に伸ばし、直近３試合のレンジャーズ戦での通算得点数が５に達した古橋は、開始直後にも角度のないところからゴールネット揺らしたが、これはオフサイドで無効。前線で空いたスペースに走り込んで味方のパスを引き出し、再三相手守備陣を脅かした背番号８は、SNSで「これ以上幸せなことはありません」と投稿し、素晴しい雰囲気を作り出したサポーターへの感謝を示したが、チームの仲間たちはこの日本人ストライカーに対し、より大きな賛辞を贈っている。

　アンジェ・ポステコグルー監督は、「キョウゴはビッグゲームでゴールを決め、いつでも利用可能だ。ボールを持たないところで、彼がどれだけハードワークしているかを人々は目の当たりにした。ファンタスティックな選手で、傑出した人物であり、彼がこのクラブにとって非常に優れた選手として、後世に語り継がれる選手となることに疑いの余地はない」と称賛し、キャプテンのカラム・マクレガーが以下のように語った。

「我々はいつも、キョウゴがいかに良い選手であるかについて話している。今日の彼の２つのフィニッシュは特別なものだった。１点目は信じられないほどのボールコントロールとフィニッシュで、２点目は、決めるのがほとんどノーチャンスというところからのシュートだった」

　ともにゴールを挙げたジョッタからも「キョウゴは我々にとって重要な存在であり、いつもチャンスを提供してくれて、またいつも完璧なタイミングで正しいポジションにいる。彼は素晴らしく、高いクオリティーを持っているので、試合中はいつも彼の姿を見つける必要がある」と称えられた古橋の活躍ぶりについては、プレミアシップの公式サイトも「セルティックは古橋の２ゴールに助けられ、レンジャーズに12ポイント差をつけた」と報じている。