現地時間4月9日に行なわれたリーグアン第30節で、スタッド・ドゥ・ランス(以下ランス)はブレストと1-1で引き分けた。
ランスにとっては下位チーム相手のホームゲームだったが、開始6分で先制を許し、幾つかのチャンスを創って決定的なシュートを放つも、相手GKマルコ・ビゾットの好守連発に遭ってなかなか得点には至らなかったが、87分にシュートを放ったアルベル・ゼネリがタックルを受けて倒れ、これがVARによってPK判定。キッカーのフォラリン・バロガンはゴール左隅にシュートを突き刺し、土壇場で追いついた。
【動画】ブレスト戦、伊東の完璧なプレスをチェック このような一戦で、伊東純也は右ウイングとして先発出場を果たし、サイド、中央とポジションを移しながら、ドリブル、パス、ランでチャンスメイクやフィニッシュに絡み、後半アディショナルタイムにはスローインを受けた相手選手に猛烈なプレスをかけてシュート。ここでも守護神ビゾットが好反応を見せたことで劇的な逆転勝利はならなかったが、最後まで気を抜かずに勝利を目指す姿勢が、見る者に好印象を抱かせた。
リーグアンの公式サイトは、この最後の場面を「伊東が完璧なプレスをかけ、ゴールに向けてボールを押し込んだが、ビゾットが懸命なダイビングでこれを抑えた。何という試合のエンディングだろうか!」と伝え、ポータルサイト『orange.fr』は「血の臭いを嗅ぎつけ、伊東が相手DFを急襲した」と表現している。
サッカー専門サイト『francebleu.fr』も、同場面について「伊東のプレスは(ボールを受けようとした)リリアン・ブラシエに対して効果的だった」と称賛し、また80分のカイ・シールハイスへのチャンス提供を「ブレスト陣内での『伊東祭り』だ! 素晴らしいコントロールの後、2度の巧みなドリブルと効果的なカウンター。そして日本人選手は、背後にシールハイスの姿を見つけた」と報じた。
また、85分に右サイドをドリブルで攻略し、角度のない位置からのフィニッシュまで持ち込んだプレーについては、『TNT SPORTS』が「ランスのMF伊東が並外れた素晴らしいシュートでロッコを狼狽させた」と綴っている。
ブレスト戦のプレー全体に言及したのが、ランスの地元スポーツメディア『sportclub-reims』で、「右サイドにおいて、ランスの伊東や右SBのトマ・フォケットは、ブレストの左SBブラッドレー・ロッコに対し、ハードなプレーの中で力強さを見せた。伊東は時間帯によってプレーに波があるものの、いつでも相手の守備陣を破壊することができた」とポジティブに評した。
一方、日刊紙『LE FIGARO』はネガティブな取り上げ方をしており、スタッツにおいて最も悪かった選手として、この日本人選手の名を挙げ、「ボールロスト18回」「デュエルの敗北7回」という記録を紹介している……。
構成●THE DIGEST編集部
ランスにとっては下位チーム相手のホームゲームだったが、開始6分で先制を許し、幾つかのチャンスを創って決定的なシュートを放つも、相手GKマルコ・ビゾットの好守連発に遭ってなかなか得点には至らなかったが、87分にシュートを放ったアルベル・ゼネリがタックルを受けて倒れ、これがVARによってPK判定。キッカーのフォラリン・バロガンはゴール左隅にシュートを突き刺し、土壇場で追いついた。
【動画】ブレスト戦、伊東の完璧なプレスをチェック このような一戦で、伊東純也は右ウイングとして先発出場を果たし、サイド、中央とポジションを移しながら、ドリブル、パス、ランでチャンスメイクやフィニッシュに絡み、後半アディショナルタイムにはスローインを受けた相手選手に猛烈なプレスをかけてシュート。ここでも守護神ビゾットが好反応を見せたことで劇的な逆転勝利はならなかったが、最後まで気を抜かずに勝利を目指す姿勢が、見る者に好印象を抱かせた。
リーグアンの公式サイトは、この最後の場面を「伊東が完璧なプレスをかけ、ゴールに向けてボールを押し込んだが、ビゾットが懸命なダイビングでこれを抑えた。何という試合のエンディングだろうか!」と伝え、ポータルサイト『orange.fr』は「血の臭いを嗅ぎつけ、伊東が相手DFを急襲した」と表現している。
サッカー専門サイト『francebleu.fr』も、同場面について「伊東のプレスは(ボールを受けようとした)リリアン・ブラシエに対して効果的だった」と称賛し、また80分のカイ・シールハイスへのチャンス提供を「ブレスト陣内での『伊東祭り』だ! 素晴らしいコントロールの後、2度の巧みなドリブルと効果的なカウンター。そして日本人選手は、背後にシールハイスの姿を見つけた」と報じた。
また、85分に右サイドをドリブルで攻略し、角度のない位置からのフィニッシュまで持ち込んだプレーについては、『TNT SPORTS』が「ランスのMF伊東が並外れた素晴らしいシュートでロッコを狼狽させた」と綴っている。
ブレスト戦のプレー全体に言及したのが、ランスの地元スポーツメディア『sportclub-reims』で、「右サイドにおいて、ランスの伊東や右SBのトマ・フォケットは、ブレストの左SBブラッドレー・ロッコに対し、ハードなプレーの中で力強さを見せた。伊東は時間帯によってプレーに波があるものの、いつでも相手の守備陣を破壊することができた」とポジティブに評した。
一方、日刊紙『LE FIGARO』はネガティブな取り上げ方をしており、スタッツにおいて最も悪かった選手として、この日本人選手の名を挙げ、「ボールロスト18回」「デュエルの敗北7回」という記録を紹介している……。
構成●THE DIGEST編集部