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「この夏、彼は旅立ちを迎える」鎌田大地、フランクフルトへ退団意思を通告と独報道!! 移籍先は未決定もスペインクラブが有力か

THE DIGEST編集部

2023.04.11

フランクフルトの鎌田は今夏の移籍が濃厚のようだ。(C) Getty Images

 ついにクラブを去ることが決定的となったようだ。

 ブンデスリーガ、フランクフルトの鎌田大地が来季、契約の意思が無いことを示したと、欧州各種メディアが報じている。鎌田はこれまで、欧州各国のクラブによるオファーが伝えられてきた。今夏の移籍が有力視されていた中、ここにきて鎌田側から退団についてのはっきりとした意向をクラブに伝えたという。
 
 ドイツ国内では現地時間4月10日、このニュースを大きく扱っている。ドイツを拠点とするスポーツサイト『SPORT1』では、鎌田の今後の動向も交え、ここまでの経緯を綴っている。

 同メディアは「ダイチ・カマダはついにアイントラハト・フランクフルトに、期限付き契約を延長せずクラブを去りたいという意向を伝えた。クラブはすでに(契約延長の)オファーを取り下げていたが、これですべての面で最終的に明確になった。一進一退の攻防に終止符が打たれた」と結論付けており、その上で「SPORT1の情報によると、カマダ側はかなり早い段階で、シーズン終了後に次のキャリアステップに進みたいという意思を伝えていた」とも明かしている。

 一方で今後については「26歳の行き先はまだはっきりしていない」として、続けて「ボルシア・ドルトムントが最も有力と言われているが、海外のクラブも彼に言い寄っている」と言及。移籍先に関してはまだ決まっていないと記している。

 また『t-online』でも、この日本人プレーヤーの退団を取り上げており「昨年、アイントラハトでヨーロッパリーグを制したダイチ・カマダ。この夏、彼は旅立ちを迎える」と報じた。同メディアではドイツ国内の他メディアの情報も踏まえて、移籍先としてラ・リーガクラブの名前を挙げた。

「すでにボルシア・ドルトムントに引き抜かれるのではないかという憶測も出ていた。しかし、『Bild』紙によると、その可能性は低くなっている。むしろ、カマダはドイツ国外への移籍を希望していると言われており、最近、スペインのトップクラブであるアトレティコ・マドリードとFCバルセロナが興味を示していると言われている」

 それぞれのメディアでは、「現在の市場価値が4000万ユーロ」であることなども記されている。欧州での地位を着実に固めてきた実績から「ユーロ・ダイチ」とも評されていた鎌田が来季、どのクラブでプレーするのか。今後の動向がさらに注目されることとなる。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】鎌田大地のブンデスリーガでのプレー集

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