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海外サッカー

「危険な男であり続けた」三笘薫、左サイドでの無双でチェルシー撃破に貢献!現地メディアは 「茫然としてしまった」 と驚き

THE DIGEST編集部

2023.04.17

三笘は(左)得意とするドリブルで、チャロバー(右)を苦しめた。(C)Getty Images

三笘は(左)得意とするドリブルで、チャロバー(右)を苦しめた。(C)Getty Images

 現地時間4月15日、プレミアリーグ第31節が行なわれ、ブライトンは2-1でチェルシーを下した。

 今季は苦戦しているビッグクラブ相手に、敵地ながら序盤から積極的に攻撃を仕掛けた「アルビオン」だったが、コナー・キャラガーのシュートがルイス・ダンクに当たって軌道が変わるという不運でホームチームに先制を許す。

 さらに、2選手が早々に負傷退場を強いられるアクシデントに見舞われるも、変わらず主導権を握り、42分にダニー・ウェルベックが複数のマーカーに競り勝って同点ヘッド。そして、69分にフリオ・エンシソがそれまでにも見せていた勢いそのままに、強烈なミドルを突き刺して決勝点を奪った。

 交代選手2人の素晴らしいゴールで、14節(4-1)に続いてチェルシー相手に白星を飾ったブライトン。個々が好パフォーマンスを発揮したが、定位置の左ウイングで先発出場した三笘薫もそのひとりである。

 序盤から積極的な仕掛けでマーカーのトレボ・チャロバーを再三置き去りにし、さらにはカットインから2人をかわしての惜しいフィニッシュ。後半に入るとエンシソやウェルベックとの好連係やチャンスメイクと、多岐にわたる活躍を90分間にわたって披露してみせた。

 自身のSNSで「大きな勝利。素晴らしいメンタリティー」とチームを称賛した日本人アタッカーについて、クラブは28分の技巧的なドリブルシュートを「曲がりくねった走りと、急激な方向転換の、ゴールの左隅下にシュートを放った」とレポート。公式サイトでも、「見事なドリブルでGKケパ・アリサバラガに試練を与えた」と綴っている。

 現地メディアの報道では、日刊紙『Daily Mail』が「鮮やかな真紅のシャツを着たブライトンの最高のフィールドプレーヤーたち。モイセス・カイセドと三笘がチームをリードしたが、このチームの良い選手のリストには、他にも簡単に7、8人の選手が名を連ねるほどだった」と報じ、背番号22の貢献度の高さを強調。10点満点の採点では、「8.5」の高評価を与えられた(最高はカイセドの「9」)。

 スポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版は、このカードの「4つのポイント」のひとつとして、「三笘の魔法」を挙げ、「この数週間同様、ブライトンのFWは午後の優れたパフォーマーだった」「日本代表選手はブライトンで最もポジティブなプレーを左サイドで披露し、チェルシーのチャロバーに“灼熱の時間”を与えた」「彼は試合を通してアウェーチームの“危険な男”であり続けた」と、賛辞を贈っている。
 
 サッカー専門サイト『90min』は、採点で「7」。チーム3番目の評価に落ち着いたのは、「センセーショナルなドリブルでチャロバーを苦しめた」(同メディア)一方で、「最終的な結果(ノーゴール・ノーアシスト)は少し物足りないものに。後半は静かだった」ため。

 その他では、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』はマン・オブ・ザ・マッチに選出されたエンシソ(8)に次ぐチーム2番目の「7」で、英国公共放送『BBC』での視聴者による採点では、ダンクに次ぐチーム2番目の「8.23」だった。

 最後にブライトンの地元メディアでは、『Sussex Express』が「8」の高採点を与えたうえで、寸評は「今日の三笘のファーストタッチを見て、茫然としてしまった。この日の午後、彼は常に相手にとっての脅威であり、チェルシーのDFたちは(夜に)悪夢を見ることになるだろう。不運にも無得点に終わったが、彼は大した才能の持ち主である」と、終始ポジティブな内容となっている。

 そして、『Sussex Live』は「止めるのが厳しいスピードと技術によって、ほとんどの時間でチャロバーを打ち負かしていた。繰り返し、チェルシーの守備陣を切り裂いたように見えた」と称賛し、採点はこちらも他の多くのチームメイト同様、チーム2番目となる「8」とした。

構成●THE DIGEST編集部

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