プレミアリーグ第31節でチェルシーを２-１で下したブライトン。今季序盤のグレアム・ポッター監督をはじめ、多くの人材を引き抜かれている因縁の相手との対決は注目を集めたが、前回対決（17節に４-１の勝利）同様、スコアだけでなく、内容でもはるかに上回るなど、「シーガルズ」にとっては留飲を下げる快勝劇となった。

【チェルシー戦動画】三笘薫、対面の相手を完全に置き去り！ 　この試合を見て、トッテナムのレジェンドストライカーであり、大英帝国勲章も叙勲しているガース・クルックスは、コメンテーターを務める英国公共放送『BBC』で、ブライトンのフリオ・エンシソ、エバン・ファーガソン、そして三笘薫の３人を「ブルーズが持ち得ない才能」だとして絶賛している。

　彼は、チェルシーが新オーナー、トッド・ベーリーの下で天文学的な額の金を戦力補強につぎ込みながらも、全く結果に反映させられていないことを引き合いに出しながら、「なぜブライトンは、チェルシーが支払った金額の何分の１かの投資で、優れた才能を見つけながら、より良い結果を生み出すことができるのだろうか？　ブライトンの全ての功績において、３人の『ミニ・スーパースター』が真ん中にいる」と語り、以下のように個々を評した。

「三笘は素晴らしいシーズンを過ごしており、ファーガソンはセンセーショナルな将来性を持っている。そして、パラグアイ出身の 19 歳のフリオ・エンシソが見事なゴール（矢のようなミドル）でチェルシーの人々の心を切り裂いた」

　世界王者アルゼンチン代表の一員で優れたMFのアレクシス・マク・アリステル、今冬に移籍の噂も流れたモイセス・カイセドらとともに、移籍市場でも高額な値がつく注目銘柄のひとりとなっている三笘は、一方でブライトンが引き留めのために大幅な年俸アップのオファーを用意するという報道が流れるなど、その価値は高まる一方である。

　それはゲームの世界でも示されており、世界的に人気を博している『FIFA 23』の「FIFA 23 Ultimate Team」モードで、（実際の）2022-23シーズンの世界各国リーグからベストプレーヤーを選出して称えるキャンペーン「Team Of The Season（TOTS）」のプレミアリーグ部門で、この日本人アタッカーがMFでノミネートされている。なお、MFの候補者は以下の通り。