今季もスコティッシュ・プレミアリーグで首位を走るセルティック。ここまで、クラブの強さを支えているのはやはり日本人プレーヤーだ。現地時間２月27日にはスコティッシュカップ決勝が行なわれ、古橋亨梧の２ゴールでレンジャーズを下し、昨年に続いてタイトル獲得となった。また、前線で常にボールを追いかけ、走力の高さを示している前田大然も、ワールドカップ出場も経験しさらにプレーの強度が増している。

　そして今、セルティックの中盤で眩い輝きを放っているのが旗手怜央だ。リーグ戦では第８節マザーウェル戦から前節まで全ての試合でスタメンに名を連ね、シーズンが進むにつれプレーのクオリティは高まっており、２月18日のアバディーン戦では今季２度目となる１試合・２得点を記録。27日のレンジャーズ戦では古橋の決勝点をアシストするなど、攻撃面で欠くことのできない存在となっている。

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　今やチームの核としての評価が上昇中の背番号41には、クラブOBも称賛の言葉を送っており、現地メディア『67HAILHAIL』では、イングランド代表経験を持ち、長年に渡ってセルティックでもプレーしたクリス・サットン氏による旗手へのコメントを紹介している。

　同メディアによれば、「サットンはハタテを『傑出した選手』と呼んでいる」と伝えており、「ハタテは傑出したミッドフィールドプレーヤーで、セルティックに来てまだ１年と少ししか経っていない」と称えている。さらに「日本人選手たちは、多くの面で完璧なプロフェッショナルだ」と語ったとしている。
  　セルティックの情報を発信する『CELTS ARE HERE』もサットン氏の旗手への評価を取り上げており、「セルティックで取材した際に特に目立ったのは、試合後、ハタテがアシスタントと一緒にピッチをジョギングしてクールダウンしていることだ。彼はサッカーへのアプローチにおいて、細心の注意を払っている」と入念にケアする姿にも感銘を受けたという。

　また同メディアも「昨年の１月に加入して以来、レオはゆっくりとこのセルティックに貢献してきた。彼のエネルギー、知性、ビッグゲームで好機を見つけるセンスは、彼の貴重な資産だ」と称えている。

　昨シーズンは中盤から終盤にかけ疲労の色が見えたものの、今季はさらにギアを上げてきている旗手。リーグ連覇に向け、最後まで力強い姿が見られるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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