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海外サッカー

「頭の中の問題だ」エバートン戦の大敗に指揮官&現地紙の見解は!? 三笘薫は「ドリブル理論が解明された?」

THE DIGEST編集部

2023.05.11

相手の徹底マークに苦しんだ三笘。敵の研究も進んでいるようだ。(C) Getty Images

相手の徹底マークに苦しんだ三笘。敵の研究も進んでいるようだ。(C) Getty Images

 現地時間5月8日に行なわれたプレミアリーグ第35節、ブライトンは本拠地アメックス・スタジアムでエバートンに1-5の大敗を喫し、来季のチャンピオンズ・リーグ出場権獲得に向けて後退を余儀なくされてしまった。

【動画】三笘薫、エバートン戦でゴールを演出!
 開始30秒あまりで速攻から失点し、その後はポゼッションで上回り、チャンスを創りながらも相手守備陣の好守などによってゴールには至らず、逆にエバートンの効果的なカウンターから失点を繰り返して前半の時点で0-3。後半の攻勢の時間帯でもチャンスをモノにできず、やはりカウンターでリードを広げられた後、三笘薫のシュートがポスト→アレクシス・マク・アリステルの頭を経てようやく1点を返したが、終了間際にも鋭いシュートを浴びてダメ押しのゴールを許してしまった。

 今季の1試合最多失点&得点差を記録した一戦、ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は「ここ3年間で最も酷いホームでの敗北」と表現したが、ブライトンの日刊紙『The Argus』は、「ひとつ確かなことがあった。エバートンの計画は完璧で、今季の中で最も確実に、そして上手く実行した」とアウェーチームの戦いぶりを評価するとともに、ブライトンについては、以下のように言及している。

「ロベルト・デ・ゼルビ監督は、ブライトンの方向性は正しかったと思っているが、一方で選手たちが十分に上手くプレーできなかったとも感じている。アルビオンはこのエバートン戦でも序盤から、ファンや選手たちが愛し、信頼する自分たちのプレースタイルで試合に臨んだ」

 こうなると、相手に完全に手の内を見破られるとともに、相手の罠に嵌ったという捉え方もできるが、「アルビオン」のイタリア人指揮官は「我々は攻撃に多くの選手を割いている。それは多すぎるのかもしれない。これには、ゴールを奪われやすいというリスクがあるが、それは戦術上の問題ということではない。(エバートン戦では)前半に我々は、ボールを持った時も持たない時も、守備でも攻撃でも、あらゆる状況でミスを犯した。問題は戦術面にあったのではない」と指摘し、こう続けた。

「前節のマンチェスター・ユナイテッド戦(1-0の勝利)と今日の試合を見た者なら、我々が明らかに違うチームだったことが分かると思う。何が問題だったのか? それはおそらく、メンタル面だ。頭の中の問題だ。違うだろうか? 後半、我々のプレーが良くなったのは、4人の選手を入れ替えたからではない。おそらく、選手の姿勢が変わったためだ。違うメンタルを持ち、新たなエネルギーを得られたのだろう」
 
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