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「僕は100%チュリ・ウルディンになる」R・ソシエダで異彩を放った久保建英。間近で見た地元記者が明かす至極の“ラ・レアル愛”

THE DIGEST編集部

2023.06.21

R・ソシエダで充実のシーズンを過ごした久保。来季はCLでの戦いも待っている。(C) Getty Images

 より大きな声で言うことはできても、これ以上はっきりとした口調で話すことはできないだろう。しかも、その言葉を発したのは今シーズンの活躍を評価し、今夏の呼び戻しを検討するというレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督の発言を受け、ふたたびメディアのスポットライトを浴び始めた最中だった。

 エデル・ミリトンのミスにつけ込み、得点を決めた古巣との試合後にタケ(久保建英)はレアル・ソシエダへの残留を宣言した。少なくとも、現時点でのマドリー復帰への扉を自ら閉じたのだ。

「マドリーからは何も話はない。個人的に心配していたのは、ソシエダの人々が来シーズン、僕を望んでいるかということだった。でも、彼らは僕を必要としてくれている。とても嬉しい。来シーズン、僕は100%チュリ・ウルディンになる」
 
 2月の時点ですでに、「もういいじゃないか。タケはうちでプレーしている。ラ・レアルに残りたいんだ」と復帰を否定していたイマノル・アルグアシル監督も、白い巨人の訪問を控え、あらためて強調した。

「タケはチュリ・ウルディンだ。ラ・レアルのシャツを着ている選手たちの姿を見ると、このクラブに対する満足度や、何のためにプレーするのかという決意を感じることができる。タケも、コミットする姿勢やシャツに対する愛情を十二分に示している」
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「ラ・レアルに愛されていることが僕のモチベーション」