ブライトンの三笘薫は、新シーズンに向けてすでに始動しており、現在はチームのアメリカツアーに参加している。

　今やチームに欠かせない戦力となった日本代表アタッカーの2022-23シーズンは、まさに鮮烈だった。その見事なドリブルのスキルによって世界最高峰リーグのDFたちを次々に打ち負かして一大旋風を巻き起こし、ブライトンのクラブ史上初となる欧州カップ（ヨーロッパリーグ）出場権獲得に大貢献した。

　大学でドリブルについて研究したというエピソードも世界的に話題になったものだが、そのアカデミックな見地に裏打ちされた突破の技術は本場のファンをも魅了し、先日、プレミアリーグが公開した動画「2022-23シーズンのスペクタクルなスキル」においても、何度か三笘が相手をかわしていく場面が紹介されている。
  　このように大飛躍を遂げ、自身の価値を大いに高めた三笘。イギリスのサッカー専門メディア『Football365』が選定した、「ビッグ６（アーセナル、マンチェスター・シティ＆ユナイテッド、チェルシー、リバプール、トッテナム）」とサウジアラビア資本を経て強豪の仲間入りを果たしたニューカッスルの７チームを除いた、プレミアリーグ13チームにおける「ベストイレブン」のひとりにも、彼の名が含まれている。その顔ぶれは、以下の通りだ。

GK：ダビド・ラジャ（ブレントフォード）
右SB：アーロン・ヒッキー（ブレントフォード）
CB：マーク・グエイ（クリスタル・パレス）
CB：パウ・トーレス（アストン・ビラ）※新加入
左SB：ペルビス・エストゥピニャン（ブライトン）
MF：モイセス・カイセド（ブライトン）
MF：アマドゥ・オナナ（エバートン）
右ウイング：マイケル・オリース（クリスタル・パレス）
トップ下：ルーカス・パケタ（ウェストハム）
左ウイング：三笘 薫（ブライトン）
CF：オリー・ワトキンス（アストン・ビラ）