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レバークーゼン戦途中出場の久保建英に現地メディアが最高評価!「後半で最も傑出した選手」「ファンを魅了して試合に彩りを加えた」

THE DIGEST編集部

2023.07.31

好パフォーマンスを見せた久保建英。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダは現地時間7月29日、本拠地レアレ・アレナにドイツのレバークーゼンを迎えてフレンドリーマッチを行ない、1-0で勝利を収めた。

 今オフのプレシーズンマッチでは、オサスナに1-3、ポルトガルのスポルティングに0-3と連敗していたバスクのクラブは、1万7000人を超える観客が詰めかけたホームでの一戦で、ドイツ・チームに2度ゴールネットを揺らされるもオフサイドの判定に救われ、逆に42分にはウマル・サディクの右サイド突破から、相手のクリアが小さくなったところを、走り込んできたブライス・メンデスが左足で強烈なシュートを叩き込み、この試合唯一のゴールを決めた。

 久保建英はベンチスタートとなり、61分にミケル・オジャルサバルとの交代でピッチに登場。全体的にプレーのテンポが遅くなった中で、ソシエダはチャンスを生み出すことはできなかったが、それでも「久保は幾つかクオリティーの高いプレーを披露した」と、サッカー専門サイト『El Desmarque』からも評されたように"違い"を示している。

 マドリードのスポーツ紙『MARCA』も、「後半のラ・レアルで最も傑出した選手は、タケ・クボだった。日本人選手は素晴らしい個人プレーを何度も見せたが、トドメのゴールを決めるには、少し力強さが足りなかった」と高く評価。また、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、個別評価の記事において「相変わらず"電撃的"だった。彼は主役としての全てのプレーにおいて、ファンを魅了してみせ、試合に彩りを加えた」と久保について綴った。
 
 同メディアはこのレバークーゼン戦で、「イマノル・アルグアシル監督は新シーズンのラ・リーガ開幕戦(ジローナ戦)に向けて主力選手をスタメンとして起用した」としながらも、「例外はもちろん、久保だ。ベンチで出番を待たされたものの、ピッチに立つとチームの攻撃にスパイスを加えた。彼がドリブルでの突破を図るたび、観客からは熱狂的な拍手喝采が贈られた」とも指摘。さらに、「久保はチャンスを活かそうと奮闘。多くの交代があって、やや試合展開が地味になっていた中で、最も輝かしいプレーを見せた」と賛辞を続けた。

 バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』からも「久保はサイド際で試合にスパイスを加えた」と報じられた背番号14。この試合では、今夏にレンヌから加入したアマリ・トラオレも好パフォーマンスを発揮したことで、右サイドのさらなる強化が見込まれ、このところネガティブなニュース(アレクサンダー・セルロトのビジャレアル移籍やダビド・シルバの負傷による現役引退)が続いていたチームにとっては朗報と言えよう。

 ソシエダはこの後、メキシコでアトレティコ・マドリー(8月2日)、ベティス(8月5日)とテストマッチを行ない、8月12日に新シーズンの開幕を迎える。

構成●THE DIGEST編集部

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