インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、現地時間８月６日に実施されたリーグスカップのラウンド16、FCダラス戦でまたしても２ゴールを挙げ、チームの勝利に貢献した。４－４と点の取り合いになった試合は、PK５－３でインテル・マイアミが制している。

　４試合で７ゴール――。メッシのゴールラッシュが止まらない。新天地デビューとなったクルス・アスール戦で１ゴール、続くアトランタ・ユナイテッド戦とオーランド・シティ戦で２ゴールずつ挙げていたメッシは、４戦連発、３試合連続２ゴールの離れ業をやってのけ、リーグスカップの得点ランキングでも単独トップに立った。

　３試合連続でのスタメン出場となったこの日は、６分にジョルディ・アルバがマイナス方向に折り返したクロスを流し込むという、バルセロナ時代に何度も繰り返し見られた得意の形から先制点を挙げると、チームの２点目と３点目でも起点となり、３－４と１点ビハインドで迎えた85分には、正面やや右からのFKを、ここしかないという“神コース”に直接蹴り込み、土壇場で試合を振り出しに戻した。
  　一番手を任されたPK戦でも、完全にGKの逆を突いてゴール右隅に沈めたメッシ。試合後には、ダラスの選手たちが彼と写真を撮るために列を作るという珍しい光景が見られたが、SNS上にも「なんというラッシュだ!!」「リオネル・メッシがMLSに火をつけた！」「彼はこの星の出身ではない」「真剣に話し合う必要がある…この男は人間なのか？」などと、世界中のファンによる驚きの声が溢れている。

　インテル・マイアミを完全に勢いに乗せ、見事ベスト８に導いたメッシ。チームの快進撃と背番号10のゴールラッシュはまだまだ続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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