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「衝撃と驚きの末に優勝候補へ」快進撃なでしこJを海外メディア激賞!「W杯で優勝する難しさを知っている」と熱視線!

THE DIGEST編集部

2023.08.09

W杯ベスト8に進出して優勝候補に挙げられた、なでしこジャパン。(C)Getty Images

 オーストラリアとニュージーランドの共催で、連日熱戦が繰り広げられているFIFA女子ワールドカップ(W杯)。大会は、ついにベスト8が出揃った。注目の準々決勝は現地8月11日と12日に、それぞれ2試合ずつ行なわれる。

 日本をはじめ開催国のオーストラリア、欧州王者イングランドなど、地域別で見るとアジアが2チーム、欧州が5チーム、南米が1チームと多士済々な顔ぶれ。ベスト8に残ったチームの中で、唯一優勝経験があるのは、なでしこジャパンだけで女子サッカー新時代の到来を予感させる。

 グループステージを3戦全勝で突破した日本は、決勝トーナメント1回戦でも勢いは止まらず、難敵ノルウェーを3-1で破った。決して前評判が高くないなか、質の高いサッカーとバリエーション豊かな攻撃を武器に、頂点を狙えるところまで駒を進めてきた。

 なでしこジャパンの快進撃に、当然海外メディアも熱い視線を注いでいる。スポーツからエンターテインメントまで、さまざまな分野をカバーしているインド最大のニュースメディア『Onmanorama』は「日本が、衝撃と驚きの末に優勝候補に踊り出る」と題したトピックを配信。2011年大会以来のW杯制覇を狙う日本を有力な優勝候補だと断言している。
 
 同メディアはまず、「日本は、女子W杯で優勝する難しさを知っている数少ないチームだ」と前置きしたうえで、「彼女たちは優勝候補として今大会に臨んだわけではなかったが、グループステージ開幕戦でザンビアに5-0で大勝。第2節コスタリカ戦にも2-0で勝利を収め、1試合を残して4大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。3戦目のスペイン戦は4-0と予想もしないゴールラッシュだった」と完璧な内容で勝ち上がってきたと説明している。

 優勝候補のアメリカが死闘の末、スウェーデンにPK戦で敗れ、ベスト16で敗退したことを受け、「明確な優勝候補の1つとなった」と言及。準々決勝進出を決めたノルウェー戦についても記述しており、「ヒナタ・ミヤザワは今大会5ゴールを決めている。彼女は日本にとって最大の武器であり、最大の希望だ」と強調。今大会のMVP候補にも挙げている。

 なでしこジャパンは、11日に前回大会3位のスウェーデンと激突する。女子サッカー最強国を撃破した地力は侮れず、今大会最大の山場となることは必至だ。負けたら終わりの一発勝負が続くなか、なでしこジャパンは12年ぶりの頂を掴むことはできるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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