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なでしこ

「2度目Vの夢が膨らむ」サッカー王国もなでしこJの8強進出を激賞! 伯メディアが「美しく効率的なサッカー」と日本を高評価

THE DIGEST編集部

2023.08.07

2大会ぶりのベスト8進出を決めたなでしこジャパン。(C) Getty Images

2大会ぶりのベスト8進出を決めたなでしこジャパン。(C) Getty Images

 サッカー女子日本代表『なでしこジャパン』がワールドカップで2大会ぶりのベスト8進出を決めた。

 現地時間8月5日に行なわれた決勝トーナメント初戦、ノルウェー代表との一戦は、開始15分にオウンゴールで先制点を挙げた直後、今大会初失点を喫し同点に追いつかれるも、後半に清水梨沙の得点で勝ち越すと、終了間際にもカウンターから宮澤ひなたのゴールで追加点を奪う。ディフェンスでも、ノルウェーが迫力のある攻撃を見せるも最後まで身体を張り、最少失点にとどめ、3対1で勝利。準々決勝に駒を進め、8月11日にはアメリカ代表とスウェーデン代表の勝者と対戦する。
 
 グループリーグは3戦全勝と安定した戦いぶりで1位突破を果たし、さらに優勝経験国同士となったノルウェーとの16強の戦いでもチーム力の高さを見せつけた日本。このゲームの内容、さらになでしこの強さはサッカー王国ブラジルでも大きく報じられている。

 ブラジルの大手ニュースサイト『globo.com』は公式サイト上において「なでしこジャパンが世界王者対決を制す』と銘打ったトピックを配信、ノルウェー戦を振り返り、選手個人についても採点を行っている。

 この試合で得点ランキングトップに立った宮澤ひなたには全選手最高の「7.5」と評価。同メディアは「グループリーグから決定力を維持し続け、今日も主役となった」と称えている。

 また、2点目を挙げた清水梨沙にも宮澤に次ぐ「7」が示されており、「日本の2得点目を決め、ボールを奪い返して3点目のカウンターを仕掛けたのも彼女だった」と評している。さらに初戦から全試合でフル出場を果たしている熊谷紗季も「6.5」と高評価。同メディアは「日本のディフェンスをうまく統率した。常に良い位置取りをし、いくつかの重要なカットを行なった」とプレーを振り返っている。

 他にも記事ではノルウェー戦の勝利について、「大会前からの目標を達成した」と記しており、その上で「なでしこの美しく効率的なサッカーを見れば、さらに上を目指し、2つ目の星(大会制覇)を目指す夢はこれまで以上に膨らむ」と期待を寄せている。

 その一方で、ベスト4が懸かる次戦には「相手がどちらであれ、厳しい戦いになる」と指摘。アメリカは今大会苦戦しながらも「FIFAランキング1位でワールドカップの本命候補であることに変わりはない」と評し、さらに全勝のスウェーデンには「グループリーグで完璧な戦いぶりだった」と綴っている。

 ランキング11位の日本にとって、次の対戦が見込まれる両国はいずれも格上であることは間違いない。しかし、ここまで如何なく発揮されてきた精度の高いプレーをさらに続けることで、難敵撃破も決して夢ではないはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】宮澤ひなたが鮮やかなカウンターで決定的な3点目をゲット!

【動画】宮澤ひなたがスペイン戦で殊勲の2ゴール

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