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開幕戦勝利のブライトン、新戦力は軒並み高評価!「見る者に絶対的な喜びをもたらした」と絶賛の三笘にはより高い注文も

THE DIGEST編集部

2023.08.16

開幕戦で1アシストと、さっそく結果を出したブライトンの三笘。(C)Getty Images

 プレミアリーグ開幕戦で、昇格組のルートン相手に4-1の勝利を飾ったブライトン。クラブ史上初の欧州カップ戦(ヨーロッパリーグ)出場など、未知の戦いに臨むことになるシーズンで、幸先の良いスタートを切った。

 昨季の快進撃において重要な役割を担ったアレクシス・マク・アリステル(→リバプール)、モイセス・カイセド(→チェルシー)を失ったことで(後者の移籍決定は開幕戦の後日)、この大きな穴をいかに埋めるかが注目されたが、新加入のマフムド・ダフードとパスカル・グロスが中盤に君臨し、ともに好パフォーマンスを披露した。

 ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は、ダフードについて「マク・アリステルやカイセドとは異なるタイプの選手だが、どちらと比べても特に欠けているところはなく、彼がブライトンに何をもたらすことができるかを浮き彫りにしている。きちんとしたプレースタイルと、素晴らしいパスレンジの広さを誇る。ポゼッションに関して少し改善すべき点はあるが、彼がロベルト・デ・ゼルビ監督のスタイルを完全に理解すれば、間違いなく解決するだろう」と綴り、今後に期待を寄せている。
 
 前線では、こちらもニューフェイスのジョアン・ペドロとシモン・アディングラが早くも得点を記録。特に前者はスタメンに名を連ね、積極的なプレーで十分に存在感を示しており、『WE ARE BRIGHTON.COM』は「ワトフォード時代の因縁から、ルートンのファンから敵意を示されていただけに、PKを獲得し、自身で決めたのは、とりわけ甘美な瞬間だった。6ヤードからの信じられないミスも含め、多くのトリックやエキサイティングな場面を生み出した」と評した。

 また同メディアは、リバプールからフリーランスで加入し、右SBとして躍動したジェームズ・ミルナーには「全力で右サイドを上下動する姿は、ベテランのそれとは思えないほどであり、まるで活気に溢れる17歳の若者のようだった。ボールを持つと冷静かつ正確であり、そのスキルは早くもチームに完璧にフィットしているようようだった」と述べ、CBを務めたヤン・ポール・ファン・ヘッケについても「疑問を感じるミスはなく、しっかりとしたパフォーマンスを披露した」と、新加入選手については軒並み高評価を下している。

 日刊紙『The Guardian』も、開幕戦のブライトンを検証し、中盤について「新加入のダフードは、クラブの重鎮であるグロスとともに素晴らしいパフォーマンスを発揮した」と称賛。しかし、こちらはマク・アリステル、カイセドの穴が完全に埋まることはないとして、デ・ゼルビ監督の「カイセドが去るなら、別のMFが必要だ」というコメントを引用し、さらなる戦力補強の必要性を訴えた。
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三笘とマーチにそれぞれ15ゴール分の貢献を要求