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日本代表

リーグ3試合目で連続得点が途絶えた古橋亨梧。セルティックOBは昨季とのプレーの違いを指摘「長い距離の移動をしなければならなくなっている」

THE DIGEST編集部

2023.08.29

開幕から2試合連続でゴールを決めていた古橋。3節は無得点に終わった。(C)Getty Images

開幕から2試合連続でゴールを決めていた古橋。3節は無得点に終わった。(C)Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックに所属する古橋亨梧は、現地時間8月26日に行なわれたセント・ジョンストン戦に出場。開幕からの3試合連続ゴールが期待されたものの、無得点に終わった。試合はスコアレスドローに終わり、チームも3連勝とはならなかった。

 ブレンダン・ロジャース監督の下で迎えた新シーズン、セルティックは先週行なわれたリーグカップでキルマーノックに0-1で敗れ、目標にしていた「国内3冠」の夢が早くも潰えている。そしてチームの成熟度の低さが囁かれる中、絶対的なストライカーである古橋のプレーについて問う声が、各方面から挙がっている。

 英メディア『TBR Football』では、アイルランド代表で守護神として活躍し、セルティックOBでもあるパット・ボナー氏が古橋のプレーについて、昨季との違いを指摘している。

「この日本人ストライカーは、セルティックで最も危険で強力なゴールハンターのひとりだ。セルティックに入団して以来、高性能のゴールマシーンと化し、そんな彼を最前線で起用したアンジェ・ポステコグルー前監督のやり方は非常に効果的だった」と、昨シーズンまでのパフォーマンスを振り返る。そして、次のように続けた。
 
「今シーズンは少し異なる動きを見せている。フルハシ自身の問題なのか、監督の指示なのかは分からないが、相手MFとDFの2ライン間に下がってプレーする機会が増えた」と述べ、相手ゴールから遠い位置にポジションを取っているため、「攻撃時に長い距離を移動しなければならなくなった」との見解を綴っている。

 また『TBR Football』も、以下のように付け加えている。「フルハシの能力をうまく活かせなければ、セルティックの前線はたちまち弱体化してしまう。ロジャースはフルハシのストロングポイントを引き出し、ファイナルサードの脅威を取り戻さなければいけない。それが新監督がこれから取り組むべき課題だ」。

 リーグ戦での黒星こそ無いものの(2勝1分け)、新シーズンのスタートが低調なものになったのは明らか。チームとして昨季までのパフォーマンスを取り戻すことが強く求められるなか、新指揮官の目に「背番号8」のパフォーマンスはどう映っているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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