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「SBの時よりもずっと優れたプレー」 CBとしてチームを救った冨安健洋に現地メディアから称賛の嵐!「幾つかの重要なシュートブロックを披露」

THE DIGEST編集部

2023.09.29

ブレントフォード戦で好プレーを披露した冨安。(C)Getty Images

 現地時間9月27日に行なわれたカラバオカップ(リーグカップ)3回戦で、アーセナルは1-0でブレントフォードを下した。冨安健洋はCBとしてフル出場を果たし、守備面でチームの勝利に大きな貢献を果たした。

 敵地での一戦、開始8分に相手守備のミスを逃さずにリース・ネルソンが先制した「ガンナーズ」は、たびたび失点の危機を迎えたものの、守備陣が踏ん張ってクリーンシートを達成。8月21日のクリスタル・パレス戦以来の先発出場となった冨安も、身体を張って相手の決定的なシュートを止めたり、時に複数の相手選手に対抗したりと、その存在感を十分に示した。

 自身のSNSではプレー写真を公開して「次ラウンド進出」を喜んだ彼だが、その貢献度の高さは「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」選定という形で報われ、ミケル・アルテタ監督からは、GKアーロン・ラムズデイルやMFジョルジーニョとともに「本当に良いプレーをした」、決勝点を挙げたネルソンからは「冨安とガブリエウ(マガリャンイス)ら、バックラインの大きな男たちは非常に上手くボックスを守った」と、それぞれ賛辞を贈られた。
 
 現地メディアの報道では、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「ブレントフォードが前半から調子を上げて後半もその状態が続くと、アーセナルは自陣に釘付けにされ、ベン・ホワイトと冨安は連続でのシュートブロックを強いられた」と伝え、10点満点の採点ではネルソン、ラムズデイルの「8」に次いでチーム2番目タイとなる「7」の高評価をつけている。

 日刊紙『THE Sun』は、ライブ実況で再三、冨安の守備での貢献に言及し、個別評価ではこちらもチーム2番目となる「8」の高採点を与え、寸評でも「今夜のガンナーズにおける注目のDF。このポジションでSBの時よりもずっと優れたプレーを見せた。しばしば、(相手のFW)ヨアヌ・ウィサとブライアン・ムベウモをカバーし、ゴールを守るラムズデイルを助けた」と、終始ポジティブに評した。

『Evening Standard』紙は、「日本代表では定期的にCBでプレーしているが、アーセナルでの同ポジションでのスタートはこれが初めてだった。彼は良いプレーをし、前半と後半それぞれで、幾つかの重要なシュートブロックを見せた。試合終了時には、右SBでもプレーしている」と、彼のプレーを総括し、採点はチーム最高タイの「8」を付与している。
 
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「CBとしての印象的な90分間を過ごし、その汎用性を示した」