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「パークヘッドのエースは輝きを取り戻した」完全復調の旗手怜央に英メディア&指揮官も太鼓判!!「これがレベルだ」

THE DIGEST編集部

2023.10.10

リーグ戦で大活躍を見せた旗手。代表戦での躍動にも期待が懸かる。(C) Getty Images

 スコットランドリーグ、セルティックの旗手怜央が好調だ。現地時間10月7日、ホームで行なわれたリーグ第8節、対キルマーノックFC戦で今季初めてとなるフル出場。9月23日のリビングストン戦以来、2試合ぶりのゴールと、パフォーマンスは確実に上がっていることは明らかだ。

 今季はシーズン序盤にふくらはぎを痛めたこともあり、開幕以降、満足に出場機会を得られない試合が続いた。シーズン前からの他クラブへの移籍の噂なども途絶えず、ブレンダン・ロジャース新体制のもと、存在感が薄れる時期もあった。
 
 しかし、9月末にはセルティックとの契約延長が発表され、その直前に行なわれたリビングストン戦では初スタメンで初ゴールを記録した。チャンピオンズリーグでもここまで2試合で先発出場を果たしており、今月に入って発表された日本代表にも選出されている。

 思いがけず出遅れる形となったセルティック3シーズン目、好調を維持するチームの一員として、ようやく確かな結果が出始めている旗手。25歳の復調には、現地メディアもさらに期待を寄せているようだ。

「パークヘッドのエースは、週末のキルマーノック戦で輝きを取り戻した」

 そう伝えているのは英サッカーサイト『DailyRecord』だ。先週末の活躍を受け、背番号41のプレーについて振り返りながら、旗手本人や指揮官のコメントなども紹介している。

 同メディアは「怪我と不調で厳しいスタートを切った今シーズン、ハタテはこのパフォーマンスが個人的なターニングポイントになると信じている」と論じながら、さらに「前ボス、アンジ・ポステコグルーと契約して1年半、センセーショナルな活躍を見せた25歳は、ブレンダン・ロジャース監督の下、新たな長期契約を結び、高みを目指している」として、印象を綴っている。

 その上で、旗手自身による「次はインターナショナル・ブレークがあるので、代表チームと日本代表でのプレーに集中しなければなりません。そのあとはリーグ戦が続きます」と語ったコメントを掲載。代表戦、そしてクラブでの戦いにそれぞれ集中すると述べた意気込みを紹介している。

また、ロジャース監督からは「レオが生き生きとしたのは、この試合が初めてだった。これがレベルなんだ。エンジンのオン・オフはできない。最高の選手たちと戦う最高のレベルでは、毎週、出場しなければならない」として、さらなる向上を促す言葉が発せられている。

 他にも「それがレオの課題だ。彼は25歳と若くはない。でも、あのレベルのインテンシティがあれば、他のことは自然にできるようになる。彼がそこにとどまるのを助けるのが、コーチとしての私の仕事だ」と指揮官が語ったとしている。

 旗手の言葉には自信が、そしてロジャース監督のコメントからは信頼感が伝わる。目前となった日本代表での戦い、さらにその後のクラブでも、よりクオリティを高めた旗手のプレーが見られる予感に満ち溢れている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】旗手が1G1Aと躍動! 先制点の足技は必見

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