アジア最大のスポーツの祭典「アジア大会」が10月8日、全日程を終了した。9月23日に開幕し、45の国と地域から選手が参加。40競技が行なわれた16日間の激闘で、日本はメダル総数188個(金=52、銀=67、銅=69)を獲得した。
日本は前回2018年のインドネシア・ジャカルタ大会と比べて、金メダルは23個、メダル総数では17個、いずれも減った。最も金メダルが多かったのは201個の中国で、メダル総数は383個と大きく差をつけられた。その他のアジア諸国も力をつけた印象で、来年のパリオリンピックに向けて、アジアの競技レベルがどこまで強化されていくのか要注目だ。
アジアメディアも大会を振り返る記事を連日配信していくなか、複数のメディアが「最も興味深い競技」に女子サッカーの日本戦を挙げている。
まず、マレーシアの老舗英字新聞『New Straits Times』は、決勝を戦った北朝鮮戦を大きくピックアップ。「日本はスタジアムの大観衆からブーイングを浴びたが、興味深い雰囲気のなかで冷静さを保ち、北朝鮮を4-1で破り、アジア大会の栄冠を守り切った」と記し、異様な雰囲気をはねのけて大会連覇を飾った日本の精神力を称えている。
次にフィリピンのスポーツ専門メディア『INQUIRER Sports』も北朝鮮戦のファイナルに興味を注いでいる。格闘技が盛んな国であり、大会期間中はボクシング記事を中心に発信していた同メディアは、サッカー女子日本代表の国歌斉唱時にかき消すような観衆のブーイングに反応。その光景を「異様だ」と評している。
日本の戦いぶりは中東メディアにも届いている。カタールのスポーツ専門チャンネル『Alkass Sports channel』の英語版サイト『Alkass Digital』は日本の金メダルを速報で報じた。加えて、「今夏の女子ワールドカップで準々決勝に進出したチームから、日本はたったひとりの選手で臨んだ。3万5000人を超える中国の観衆は北朝鮮に圧倒的有利になるよう応援していた」と記し、ベストメンバーではなかった日本が完全アウェーの状況下で戦っていたことを補足。
さらに記事内では「両チームはこう着状態が続いていたが、後半6分の間に日本が3ゴールを決めて、勝負は決した。この結果、過去4回のアジア大会で3度頂点に立った北朝鮮は、2014年(仁川大会)以来のタイトルを逃した」と説明。そうしたうえで、「悔しさもあるのか、表彰式で日の丸が掲揚されている間、選手たちは前方を向いたまま掲揚している旗を見ることはなかった」と表彰式での一部振る舞いを紹介している。
白熱したシーンや騒然としたアクシデントなど、多くの話題を提供したアジア大会。次回、3年後の開催地は愛知県と名古屋市で開催される。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】日本が北朝鮮を撃破!史上初のアジア大会2連覇!
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日本は前回2018年のインドネシア・ジャカルタ大会と比べて、金メダルは23個、メダル総数では17個、いずれも減った。最も金メダルが多かったのは201個の中国で、メダル総数は383個と大きく差をつけられた。その他のアジア諸国も力をつけた印象で、来年のパリオリンピックに向けて、アジアの競技レベルがどこまで強化されていくのか要注目だ。
アジアメディアも大会を振り返る記事を連日配信していくなか、複数のメディアが「最も興味深い競技」に女子サッカーの日本戦を挙げている。
まず、マレーシアの老舗英字新聞『New Straits Times』は、決勝を戦った北朝鮮戦を大きくピックアップ。「日本はスタジアムの大観衆からブーイングを浴びたが、興味深い雰囲気のなかで冷静さを保ち、北朝鮮を4-1で破り、アジア大会の栄冠を守り切った」と記し、異様な雰囲気をはねのけて大会連覇を飾った日本の精神力を称えている。
次にフィリピンのスポーツ専門メディア『INQUIRER Sports』も北朝鮮戦のファイナルに興味を注いでいる。格闘技が盛んな国であり、大会期間中はボクシング記事を中心に発信していた同メディアは、サッカー女子日本代表の国歌斉唱時にかき消すような観衆のブーイングに反応。その光景を「異様だ」と評している。
日本の戦いぶりは中東メディアにも届いている。カタールのスポーツ専門チャンネル『Alkass Sports channel』の英語版サイト『Alkass Digital』は日本の金メダルを速報で報じた。加えて、「今夏の女子ワールドカップで準々決勝に進出したチームから、日本はたったひとりの選手で臨んだ。3万5000人を超える中国の観衆は北朝鮮に圧倒的有利になるよう応援していた」と記し、ベストメンバーではなかった日本が完全アウェーの状況下で戦っていたことを補足。
さらに記事内では「両チームはこう着状態が続いていたが、後半6分の間に日本が3ゴールを決めて、勝負は決した。この結果、過去4回のアジア大会で3度頂点に立った北朝鮮は、2014年(仁川大会)以来のタイトルを逃した」と説明。そうしたうえで、「悔しさもあるのか、表彰式で日の丸が掲揚されている間、選手たちは前方を向いたまま掲揚している旗を見ることはなかった」と表彰式での一部振る舞いを紹介している。
白熱したシーンや騒然としたアクシデントなど、多くの話題を提供したアジア大会。次回、3年後の開催地は愛知県と名古屋市で開催される。
構成●THE DIGEST編集部
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