バロンドールを受賞したリオネル・メッシが所属するインテル・マイアミの中国ツアーが、直前になって中止になったようだ。

　インテル・マイアミは10月15日、中国ツアーを11月に開催すると公式発表。11月５日に中国・海口の五源河体育場で青島海牛FCと、11月８日に中国・成都市の鳳凰丘運動公園で成都栄城と対戦し、TV放送やチケットなどの詳細は後日に発表するとしていた。

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　しかし、すべてがひっくり返ったようだ。スポーツメディア『Inside World Football』は10月31日、「インテル・マイアミ、中国でのメッシのパレードが暗礁に乗り上げる」という記事を出し、「中国ツアーの１試合目が６万人収容のスタジアムから、より小さなスタジアムに変更となり、２戦目は“諸般の理由”で中止となった」と状況を説明した。
  　スペインの日刊紙『AS』も、「アジアを巡るカネ儲けの旅に変化があった。中国のチームと２試合を行なう予定だったが、メッシ率いるヘロンズ（鷺の意。インテル・マイアミの愛称）は、挫折に直面している」と伝え、「アルゼンチン人のジャーナリスト、ガストゥン・エドゥル氏によると、“官僚的および商業的な問題”によってインテル・マイアミは中国に出発しない」と報じている。

　中国メディアもこの話題に反応した。ポータルサイト『捜狐』は、「さよならメッシ、中国ツアーがキャンセル」と見出しを打った記事で、「当初、メッシはインテル・マイアミのチームメイトとともに中国にやってきて、中国のファンと交流する予定だった。しかし各国の報道によると、この中国ツアーはキャンセルになった」と伝えている。

　続けて、「インテル・マイアミが発表した公式ツアーが覆されたようだ。中国ファンの間では、自国のサッカー商業イベントに対する企画力に疑問の声が挙がっている。24年２月にツアーが延期される可能性もあるようだが、中国ファンの期待は大幅に低下している」と報道。最後に「無能な主催者が中国を傷つけた」と怒りと落胆を垣間見せた。

構成●THE DIGEST編集部

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